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9003M列車 有効活用

ゴールデンウィーク。僕たち家族は東京に行くこととなった。そっちに親戚が住んでいるからだ。僕はどうしても長時間車の中で過ごすというのに慣れず、一人電車で東京を目指す。

米原方面行きの列車に乗り込み、米原で浜松行きの特別快速に乗り換える。JR東海の主力通勤電車313系に揺られる。

「・・・。」

ボーッと外を眺める。伊吹山が見えてくれば遠くまで来た気がする。まだ道のりは遠いけどね。

「寝よ。」

シートにもたれ掛かり、目を閉じる。心地いい揺れが僕を眠りに誘った。

次に目が覚めると列車は名古屋に到着しようとしている。右には白に青いラインが入るN700Sが見える。帰省とUターンラッシュとなる日東海道新幹線は1時間辺り最大12本の「のぞみ」が走っても満席を叩き出す。あの列車は上り東京行きだからそれほどでもないとは思うが、あれに乗ろうとは思わない。

(別に大阪から東京くらい在来で十分だと思うけどなぁ・・・。)

と思っているからだ。さすがに感覚おかしいかな。

名古屋を出ると今度は左側に迷う鉄道と呼ばれる名鉄が並走する。しかし、線形とスピードで勝る313系に軍配が上がる。岐阜から豊橋なら360円でミューチケットを買いたいところだが、JRじゃないというのが残念だ。

(どうせならあっちに乗っとくんだったなぁ。)

1時間もかからずに豊橋を越え、10時過ぎに終点の浜松駅に到着。浜松からはロングシートの区間へと変わる。乗り換える客同士の席取り合戦を制し、終点までの着席を確約する。

「・・・。」

やること無いなぁ。電車に乗ることも好きではあるけど、この時間がどうしても暇になる。この先横浜まで4時間以上。寝ていければそれだけ早く着くと錯覚できる。

目を閉じ、眠りに着くことにした。

(この時間ってどうにか・・・。あっ。)

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