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蝉彼女  作者: 霜月叶手
五日目
24/37

二十四話 愛すべき悪戯

本当は昨日投稿したかった...。

「まぁ、悪かったな。少しだけ気持ちを押し付けすぎたか。」

「私は...別に。」


居心地悪そうに時雨が顔をそらす。弾かれた手を再び掴み力を込めた。想いよ伝われ、そう願いながら。


「い、痛いよ聖。」

「またもや悪かったな。」


スッと手を離した。


「あぁ、そういえば忘れるとこだったな。」

「聖?」


小走りで若葉さんの車までかけて行く。一度車の中に入ると紙袋とバケツのようなものを取り出した。今度は、若葉さんも連れて時雨の元へ駆け寄った。


「なぁ、夏って言ったらなんだと思う?」

「突然どうしたんだい?」

「疑問に疑問で返すんじゃねーよ。いいから、ほらはやく。」

「うーん、海...蝉...カブトムシ?スイカ、風鈴?」


ゆっくりと歩いて来た若葉さんがようやく追いついた。


「あれ?若葉も来たの?」

「保護者なしに火遊びはダメですよ。」


俺は昔、友達とイタズラを仕掛けたことを思い出しながら大きく笑った。


「花火、やろうぜ!」



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