4 day ② (0 day another ③)
ーーーー 4 day ② (0 day another ③)ーーーーーー
「ーーさてと、じゃあ、まず君の正体から話してもらおーかなぁ。」
跪く真也と同じ目線にしゃがみ込みまるで子どもに話しかけるように優しく質問した。
「ーーって。おーい。あれ?おかしいなぁって、ああ、そうだそうだそうだった。」
再び棒状の神器を対象に向けて発動する。
「はいっ。これで喋れるでしょ?」
重く閉ざされていた真也の口が開く。
「おれは...ふか..がみ...しんや...23さ..い.........」
そこからは命令通り自身について全ての情報を吐き出した。
「へー。大変だったんだね。おじさん。」
「まぁ、神器使いだもんね。このくらいのことは当然なんだろうね。知らないけど。」
「それにしても、運が良かったねー。おじさんは私の記念すべきペット一号にしてあげよーう。」
いつまでも喋り続ける綾の独り言に、真也はまるで、赤子の如く、聞く耳も持たず、ただ、そこに跪いているだけだった。
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朝。目が覚める。
何も変わらない今日。いつもと同じ。そのことに何も違和感を感じない。ただ何か、忘れているような、頭の中に異物があるようでその先の記憶に踏み入れないようなもどかしい感覚だけが残っていた。
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あれ?今日はいつもより遅いですね。あの先輩が夜の街で遊ぶなんてことはまずないでしょうし。
うーん。おかしいですねぇ。
ということで、心配なので家の近くまで来ちゃいました。当然ですよね。だって好きな人が心配なんですもの。心配だから心配するのは当然のことです。はい。
鍵はしっかり掛けてますね。よしよし。じゃあ、合鍵で先に入っちゃいましょう。さてと、鞄の中にある鍵をとりださないと..って!階段登る足音が聞こえてくるんですけど!塀の陰から覗けば先輩だ!よし、こんな真夜中まで遊び呆けている人にはお仕置きで驚かせてあげます。陰に隠れてと。よし!今だ!... って、あれ?反応なしですか?ちょっと先輩、どうしちゃったんですか。ねぇせんぱ..!何もなしでドアを閉められました。怒っちゃったのかな?明日謝らなきゃなあ。でも、先輩だって人間ですもんね。イライラする時だってあると思います。なので今日は大目に見てあげましょう。
それでは先輩、また後で。
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終
ありがとうございます




