第2話 MP∞と日常生活のクリーン革命
『チュートリアル終了 報酬 身体強化』
「念じるだけで魔法が発動したら危ないんだけど何とかならない?ぶっちゃけ単語で発動するのすら危ない。明確に魔法を発動するサインが無ければ発動しない様にしてよ」
『発動条件を設定してください』
私はスマホに入力する。
イメージして、明確に魔法を発動すると念じ発動と唱える事。発動の意思がない時に、想像しただけでは決して発動しないこと。
設定が終わると、地球に帰還しますかの文字。
いつでも帰れるの?と念じると帰れるとの返答。ではもちろんNO一択だ。
次に身体強化の練習である。
別に力加減が難しいとかではなく、自由自在だった。普通に走れるし、歩けるし、ジャンプしたり、早くも高くもできた。
身体強化の意思が無い時は発動しないことと設定。
それから、土魔法で宝石作れないかなーとかやったけど無理だった。
今日はここまでにして地球に帰還すんべ。
帰ってきたら部屋でした。
なんと、長時間居たのに時間が経っていないのだ。
スマホを見ると通知が光っている。
『イベント 洗濯物を干しましょう。
本日は快晴です。花粉も黄砂も無し。お洗濯日和ですよ!』
「なんじゃそりゃ!!」
私は洗濯場に行くと、洗濯機の中でしわくちゃになった洗濯物が。
「パパン干し忘れ。どうするかなあ。洗いなおす方が楽だけどまぁ良いか。後でアイロンすべ」
私はベランダに出て物干し竿にどんどんかけていき、パンパン叩きまくる。
「洗濯とか楽勝じゃん。私暇なのに毎日何やってたんだろ。もう学生じゃないんだからいつまでも子供気分じゃダメじゃん。このぐらいだったら毎日やろ。うーんいいお天気」
干し終わってからスマホを見ると完了の文字
『報酬 生活魔法クリーン 洗濯物に向かって使ってみましょう』
「クリーン発動」
一瞬で洗濯物が乾き、しわも伸びたんですけど干した意味……。
私は今干したばかりの洗濯物を取り入れて畳んでしまった。
ふと見るとテレビの上にほこりが。
「私MPどのぐらいあるの?てか魔法どんだけ使える?」
『HP8000 MP∞』
え、ちょ、一般人が分からないんですけど。
『明日の地球版イベントで鑑定を覚えましょう』
おおおおお!!!!鑑定きたこれー!!!!!
とりあえずテレビの上はクリーンしたけどMP減らなかった。無限だからね。とにかくスッキリしたくてお風呂場に行って黒くなった壁や床、天井に向かってクリーンを使うとめっちゃきれいに。
鏡の前に行き、自分の顔や体、歯にもクリーンする!
「おおおおお!!肌が一段明るくなった!!歯が白ーーい!!」
私は自分のクローゼットを開けた。
ジャージじゃない服を久々に着たくなったのだ。
ダニとかほこりとか嫌なので片っ端からクリーンである。
お気に入りのスカートを履いてみる。
「入らないじゃん……」
フリマに出したいけど外に出なくちゃいけなくなるのが嫌すぎる。
「あった!Mサイズ!良かった」
とりあえずウニシロで全色買いした家着用のゆったりしたワンピースを着たさ。今日はパステルグリーン。
「ただいま~。ご飯部屋の前に置いとくよ」
「今日キッチンで食べる」
「おお!久しぶりだね!一緒に食べよう」
「お風呂入れてあるから先に入りなよ。お茶とか用意しとく」
ドアを開けると父が、泣いていた。
「ええ。なんで?」
『先取りイベント 先にお風呂?それともご飯? 関屋豊好感度アップ 掃除技能』
ちょっと親相手にそのタイトルはやめて!




