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第16話 ご都合仕様!家計簿とレシート錬金術!

お肉と毛皮買ってくれるところをお店の人に聞いて売りに行き、帰りにブリとかつお、アジと鮭、鯛を購入してインベントリに入れてみた。タコイカエビカニ無いタイプの異世界なのかよこれ!


『たまたまだと思われ』

思われとか死語じゃね?!

『キタコレから莉緒さんのお好きそうな表現を探してみました』


はい。紛らわしい事をして申し訳ありませんでした。口に出すとキタコレですが、それはおそらくお父さん世代言葉であり、文字にするとktkrであります。こちらは死語と言われておりますが、携帯のネトゲでまだ使っている人は実際に居ましたね。まあその人達がお父さん世代だったら知らないですが。


ていうか。ナビさんのネタがちょいちょい古いのは恐らく私が最初に例えば水をやったからではないのかと。


ていうか世代別検索ありの学習機能付き。高性能だなナビさん!


『ありがとうございます』

まあ反省点は多いな。私ネトゲでもあまり人と話さないし、実生活でしばらく父親としか話さなかったから言動が年老いてるのかも。これから女子らしくしていかないとナビさんの思考が親父になるのは困る。よし!これから女子に俺はなる!

『元々女性ですね』

いや知ってるよ?!


インベントリは時間停止機能付きで、アイテムボックスという項目があり、アイテムボックスとのやりとりもできる様になった!これは部屋が片付く予感!


帰り道に片っ端から梨やブルーベリー、魔力草を摘んで帰った。

ケットシーはノッテと名付けた。イタリア語で夜。黒いから夜ね。始まりの部屋で飼う。

マジックバッグ極小を持たせて、ここにお魚を入れた。猫おやつペーストは欲しがったけど、一日一個だけと決めた。


帰ってすぐ冷凍ブルーベリーを作る。梨は季節が違うから自分だけで楽しもう。


ご飯は豚の生姜焼き用に猪を解体でスライスだ。キャベツの千切りは包丁で頑張ったが下手くそだ…。私はざく切り派だが、生姜焼きにはキャベ千らしい…。


それから、明日のお弁当用にぶりの味噌煮を作って冷蔵庫へ保存。もし父親が外食派だったら申し訳ないので今夜聞いてみよう。


『スーパーに領収書を取りに行きましょう』

ナビさんが全力で外に出そうとしてくる件。

良いけど買った内容でバレると思うんだよね。今日は猪だしさ。お父さん過剰に喜んでくれるから、もっと色々作ってあげたいんだけどね。取ってきた食材使ってるからなあ。領収書があれば、堂々と父の支援を受けられるのに。


『作るものをレシートに合わせれば良いのでは!』

難易度高いわ!!


とりあえずスーパーで三千円程度のレシートを一枚貰って来た。ついでに牛乳とハチミツを買って来た!


すると錬金術にレシート作成という項目が。待てい。良いんかそれで!!大魔導士の力はどこへいった!このチート能力が、ダンジョン攻略ではなく、家計簿の不正作成のために提供されたという事実に、私は笑うしかなかった。


『大丈夫です!こちら税務署へ出していただいても問題のない不思議仕様となっております!』

不思議仕様とか開き直りやがって!

『…ご都合仕様となっております!』

同じじゃねーか!!


家に帰ってからオートミールにハチミツと米油をかけてオーブンで焼いた。明日の朝食にするのである。名付けてオートミールデブ仕様!

『デブ仕様ではございません!!自家製グラノーラとお呼び下さい!でないと錬金術レシピにその名前で登録されてしまいます』

「はいはい。自家製グラノーラね。私あんまりオシャンティな名前嫌なんだけどね。私には似合わなくて!』

ついでだからりんごとかブルーベリーを風魔法と水魔法で乾燥させた。


そして!せっかくのインベントリ!!部屋の掃除をしたのは言うまでもない!

めっっちゃ片付いたさ!!

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