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Creator of the world  作者: andras
進化する島
218/247

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「さぁ皆好きな家に入ってくれ水はもうすぐ水も引くからな。」

コウキの話にスラムのみんなは驚いて固まってしまった。さすがにいきなりこんな綺麗な家に入れと言われても動けないのだ。そもそも使い方だって分からない。一体どうすればいいというのだ。

「あれどうしたんだ皆入らないのか?」

コウキは家が出来上がったというのに皆が動かないことが不思議でならなかった。他の皆は嬉しそうに選んでは行ってくれたというのになぜだ?

「あの皆どうすればいいのか分からないのですよ。そもそもこの家の使い方が分からんのです。」

「そっか使い方とかなら後でティファニーさんが来てくれて色々と教えてくれたり基本リザードマンの皆が手伝ってくれるはずだけどまずは家に入って貰わないことにはな

そうだスラムと言ってもこの規模だったんだ。代表みたいな人がいるだろ?

その人にまずは入ってもらって説明をするのはどうだ?」

ブラックはその話にも渋い顔をしていた。

「実はスラムの長老はここに来ていないのですよ。皆長老に従っていましたからね」

「そうなのか?」

「はい」

それからブラックからスラムでの話をひととおり聞いた。なるほどスラムの人の移住計画も中々一筋縄ではいかなかったようだ。

「分かったじゃこうしよう。ブラックとドレットシャークで三班作る。そこに皆を均等に分けてくれ。もちろん家族同士同じでね」

「分かりました。」

ブラック達がスラムの皆を分ける作業に入っていると海からシャークとフロスが上がってきた。それから海面では人魚族の皆が頭だけだしてこちらを見ている。

「コウキ様海の中は素晴らしいですね。まるで海中都市です。あんな光景見たことありませんよ」

シャークはかなり興奮しているようだ。自分としてもベーグに頼んだだけで実際には見ていないのだがそんなにも凄いなら今度見に行こうかろ思う。そんなこんなで少し待っているとすぐに半訳が終了したようだ。シャークもしっかりと先頭に立って話を聞いてくれている。

「よしじゃまずは陸側が二班の人たちに住んでもらおうと思っているんだけど人数の関係と土地の関係で平面に建っている家と斜面に建っている家があるんだ。家としては変わらないんだけどちょっと斜面の方が大変になるかもしれない。どちらを選ぶかは任せるから陸側の二班を選んでくれ」

「では俺が陸に行くのは当然だな」

始めに手を挙げたのはやはりというかドレットだ。ドレットは人族であるため魚人のように海と密接にかかわっているわけではない。そのため船上での動きが活発で船を操るのも得意だ。そのためドレットの船には人族の隊員が多く乗っていた。そのためドレットの列には人族が多く並んでいたのだ。

「では俺だな俺はいちよう代表でもある。陸にも海にも近い場所をとるならやはりコウキ様とのアクセスもいい陸になるだろう。」

まぁやはりというか陸側はドレットとブラックの班が担当することになったようだ。ドレットは斜面側ブラックは平地側の家を得選ぶようだ。そして残ったシャークは当然水上集落となった。こちらもこちらで重要で将来的にはリゾートになる予定なので今の内からその環境に慣れておく必要がある。まぁ最初は自由に生きてもらうが仕事を出すといった以上色々と教えて行かなければいけない。

「よし決まったね。じゃ今度こそ家を選んで入ってくれ」

三人は各々分かれて家の方向に向かって行った。三人が上手く先導してくれたようでしっかりと家に入ってくれている。よしこれでいい感じだな。後は火山の方から流れて来る川から水を取り入れれば完成だ。家が出来てしまえば後はラインを引くだけなので簡単だ。パパっと仕上げてしまう。この水は温泉の豊富な栄養をふんだんに含んだかなりいい水だ。魚人の皆も喜んで使ってくれることだろう。さて家が決まって落ち着いたところでティファニー達やリザードマンの皆が集落にやって来た。班に分かれて集会を作りこの島のルールを教えている。貨幣システムの事や普段の生活など細かく教えてくれた。これから何日間かかけて慣れていってもらう用だ。さて夜になり一通り作業が終了したところでブラックタイガー海賊団の今後とラミス達を労う会が港で行われた。

「改めてラミス良くやってくれた。ありがとう」

「そんなコウキ様自分は自分に出来る事をやっていただけです。」

「ブラック達もお疲れ様それで明日からの事なんだけどさ」

「はい何でもやりますよ俺たちは奴隷となった身なので」

「あぁそれも聞いたんだけどさこの島では奴隷禁止だからお前らも奴隷禁止な」

「そんなじゃあ俺たちはなんなんだ?」

「いや単純にガロスの隊に入ってもらう。全員海軍預かりということになった。もちろんスラムの誰でも入隊したいなら歓迎すると言っていたよ。」

「かしら俺たちが正規軍ですってよいよいよ俺たちもまっとうな人間に慣れやね」

もと海賊団の一員達はなにやら不思議は雰囲気になっていた。ここで足を洗おうと決めたものたちが出す雰囲気は元々海賊だったためもあるか皆がぎらついておりざわざわしていた。まぁやる気があるということはいい事だ。しかも戦力増強という意味でも一味が丸ごと入るためかなりの人数が増える。スラムで何人か無くなったそうだがそれでもかなりの数だ。200人の増強にガロスはワクワクが止まらないようだった。

「よし今日はご馳走だぞ。俺のおごりだ皆楽しんでくれ」

一通り話が終わった所でコウキの合図で料理が運ばれてきた。この日に間に合うように港の畑では拡張が進み2000人強規模の人に備えていたそうだ。元々港に来る商人の数が増えたことで食糧などが飛ぶように売れているため畑の増設は課題だったのだ。それに合わせる形でドワーフの集落付近の山は開拓され大規模な畑が出来上がっていた。確実に働き手が足りない規模であるが魚人の半分が人族だということで多くても良いだろうということで拡張された。それにより2000人強の人口が増加しても食糧は十分に確保することが出来た。その夜は皆で宴を楽しんだのだった。

さて次の日さすがに2000人強の人が何もせずに生活を賄えるわけがないので早速働いてもらう。魚人人族関係なく地上で活動できる人たちが畑に集まっていた。前にはコウキとドワーフ族の村人が総出で集まっている。ドワーフ族の村人にはふだん港側の畑を管理してもらっているので全員がスペシャリストだ。別れて教えれば2000人強の人もしっかりと畑作業を学ぶことが出来るだろう。

ドワーフのまとめ役としてフーレさんに来てもらって皆に伝わるようにしている。

「じゃ早速だけど畑作業を皆さんに覚えてもらいたいと思います。詳しくはドワーフの皆が教えてくれるからしっかりとやり方を聞いて作業をしてください」

コウキの指示でドワーフの皆が分かれていった。100人ほどで一人20人の人を教えて行くのだ。班訳が終わると各自で作業が開始されるのだった。コウキも畑を回って様子を見回っていった。農作業とは短銃作業の繰り返しなのだがそれが辛く果てしない物なのだ。それを一つ一つ教えて行った。例えば農作業で大事なのが雑草の除去だ。育てている野菜以外の草があると土の養分や魔力が吸われてしまうのだ。まして異世界の雑草はかなり厄介だ。少し目を離せば無限に増殖する草もある。村の畑はステラやくもまるが魔法で管理しているためほおっておいてもいいのだが港では全て人の手で除去されている。今まではドワーフの皆が一日かけて除去していたのだが一気に人が増えたことで一気に雑草も除去することが出来た。この調子だともっと畑が拡張されるかもしれない。


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