~暴食を満足させよう~3
不定期更新で申し訳ないです…
仕事しながらだとつい寝ちゃいますね…
ガーバント一家の方々が唖然とした表情でこちらを見ている。
「一応毎日ワシ等が食べてるテクィートの卵じゃが…口に合わなかったのかのぅ…」
「違うんです!使われている米も、卵も、水も!
良い物を使っていただけたのはわかります!ですが!違うんです…」
「教えてくれるかね?この世界では一般的な料理じゃが、何が違うのか。セリア。」
「はい、御爺様。ユウダイさん、こちらです。」
セリアの後を付いていくと、そこだけで広間と呼ばれそうなほど大きい調理場に案内される。
あぁ…この食材と排水、それにわずかに香る包丁を研いだ後の鉄臭さ…懐かしい…
一人懐かしんでいると、
「おい!坊主!ここは客の入る場所じゃないぞ!」
まるで熊に見間違う程の体躯、黒色のコックスーツに身を包んだ熊、、、いや違う。大男がいた。
「あ、ゴアラさん。紹介しますね!この方は…」
「すいません。ユウダイと申します。」
先程から俺の五感は調理場に集中しっぱなしだった。
「ここに廃棄予定の食材はありますか?」
「あ、あぁ…そこの茶籠がそうだ。」
菌類にも似た茸の石突き…麻袋に入った古米らしき長粒種…湯がいただけの緑色を保ったままの海藻…。
頭の中でパズルが組み立てられるように献立、調理法が浮かんでゆく。
「…おう、坊主。そこに立て掛けてある板と包丁を使え。」
「え、いいんですか?あれはゴアラさんの大事な包丁じゃ…?」
「まぁみてなってお嬢様。あいつにはなんか匂いがする。俺と同じ匂いがな」
ちょうどいい。使わせてもらおう。
この世界の包丁は牛刀、というより出刃包丁に近いな…
重さは軽すぎるところがネックだが…
さぁ。戦の始まりだ!




