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最近、MMO始めました。
ユクロス「MMO書いてるのにやっと?!」
水を飲んで休憩を取った後、別で作った生地を取り出す。
こちらは、軽く空気を抜いてから、手で空気を縁に出すように、円形に薄くしていき、真ん中あたりが5mmほど、縁のあたりは1、2cmほどにする。ただ、縁の中は空気ばかりになっていること。
ここだけでわかると思うが、作っているのはピザだ。
そして、今作っているのは、ナポリ風というらしい。
宅配ピザ屋によくある、全体的に同じ厚さで、縁がフワフワなのがアメリカン。全体的に薄く、カリッとした耳のものがミラノやイタリアン。そして、ナポリ風は、耳がフワフワになるけど、表面はカリカリになるものなのだ。確かそうだった。
で、なんで今回ナポリ風かというと、縁がしっかりしていることと、手伸ばしだからだ。
今回ピザに使う予定の材料は、崩れやすいのと、安定した状態で焼けそうにないので、縁がしっかりしている方がいいのだ。
……というわけで続きだ。
薄くした生地に、1mmほどの小さな穴をあけて、油を塗っていく。これは、焼いたときに、中の空気で生地が膨らんで形を崩れるのに役立つ。まぁ、他にも味が染みたりするのだが。あと、できればオリーブオイル。
伸ばした生地を板に乗せ、ここに、森の中で作ったミートソースを載せていく。
このミートソース、実はすごい量になっている。ペットのみんなも好きだし、パスタや芋にかけるなど、使い勝手がいいのだ。アレからアレが作れて、本当によかったよ。
ミートソースをかけたら、チーズをのせる。今回はシンプルにこれだけだ。
「あれ?それチーズですか?街でも売られてないのに、どうやって?」
「うーん。秘密です」
「えー!?ずるいです。チーズ好きなのに」
「そのかわり、ここで食べていってよ」
「食い尽くしてあげます」
「ファ?!」
まぁ、このチーズだが、ちゃんとしたチーズではない。ちゃんとというか、ピザ用ではない。
リコッタチーズという、チーズだ。
作り方は、生クリームからバターを作った時に出る、残りのホエーを、同じ量の牛乳と煮込み70度くらいにする。そこにレモンがいいのだが、ないのでオレンジ果汁を少し入れる。すると、ダマになってくるので、それを集めて水を切って時間を置く。これで完成だ。
サラダとかに合うのだが、今回はチーズがこれしかないのでこれだ。
そろそろ、牛乳がやばい。あれだけあったのになぁ。……牛でもペットにするか?それなら鳥も欲しいな。今度草原でフニワトリ探すか。
そしてピザ生地だが、チーズをのせたら、最後にコショウと塩を少しかける。
これであとは焼くだけだ。
さらに、これを用意した数だけ繰り返す。……すごく、大変です。
それが終わったころに……
「ねぇ。すごくいい匂いなんですが、そろそろですかね」
「ん?……あ、そうだね」
窯に入れておいたパンが焼けたのかもしれないので、確認してみることに。
「まず、蓋を開けるときに、近くにいないこと。熱気で火傷するから」
「はい」
「それと、出すのは俺がやるから、おいしそうだからってすぐ近づかないこと」
「……はい」
なんで返事遅かったの?
「まぁいいや。とにかく離れてて」
ゴソゴソ ドンッ
「……なんですそれ?」
「なにって、槍」
「丸太ですよッ!!」
「まあね」
おなつかしの丸t、大木槍登場。忘れた人はLink68で!(メメタァ
「おりゃ」
ドスン
ツキの力を借りて丸t、大木槍で蓋をどけて、少し熱を逃がしてから、もう一度押し込む。
蓋がだいぶ空いたら、遠目に中を覗き、焼け具合を確認する。
大丈夫そうだったので、近づいて、パンの乗った板を取り出していく。
「わぁー。おいしそ「すぐ近づいちゃダメだってば」はーい」
出し終わったら、パンの残りと、ピザを放り込んでいく。
それが終わり次第、焚火の炭を少し足して、もう一度蓋をする。この時点で蓋は高熱なので、難しいからと言って、手でやったら火傷をするので注意。
「早く、早く食べましょうよ!」
「「「(じーっ)」」」
「はいはい。それじゃあ」
「「いただきます」」
「「「キャギャオゥン」」」
みんなで言うと何言ってるかわかんねぇなこれ。
ユクロス「今回短くね?」
作者「食べてるとこは一緒がいいかと」
ユ「なるほど」
ドタドタドタドタ
スノー「食事回と聞いて」
作「悪いがスノーの出番はない。許しは乞わん」
ス「そんな、聞いてないっすよ。私は、食いしん坊キャラって」
作「それより悩んでることが」
ユ「どうした?艦これでE6クリアできなかったことか?」
ス「私の出番をどうするか?」
作「ボッチって何だっけ」
ユ・ス「おい作者!?」




