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世界はボッチに優しくないが、ボッチは世界を生きていける?  作者: 夜猫
2章・森の乙女と森の妖精の街
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Link.80

 最近、MMO始めました。


ユクロス「MMO書いてるのにやっと?!」

 水を飲んで休憩を取った後、別で作った生地を取り出す。

 こちらは、軽く空気を抜いてから、手で空気を縁に出すように、円形に薄くしていき、真ん中あたりが5mmほど、縁のあたりは1、2cmほどにする。ただ、縁の中は空気ばかりになっていること。


 ここだけでわかると思うが、作っているのはピザ・・だ。


 そして、今作っているのは、ナポリ風というらしい。

 宅配ピザ屋によくある、全体的に同じ厚さで、縁がフワフワなのがアメリカン。全体的に薄く、カリッとした耳のものがミラノやイタリアン。そして、ナポリ風は、耳がフワフワになるけど、表面はカリカリになるものなのだ。確かそうだった。

 で、なんで今回ナポリ風かというと、縁がしっかりしていることと、手伸ばしだからだ。

 今回ピザに使う予定の材料は、崩れやすいのと、安定した状態で焼けそうにないので、縁がしっかりしている方がいいのだ。


 ……というわけで続きだ。

 薄くした生地に、1mmほどの小さな穴をあけて、油を塗っていく。これは、焼いたときに、中の空気で生地が膨らんで形を崩れるのに役立つ。まぁ、他にも味が染みたりするのだが。あと、できればオリーブオイル。

 伸ばした生地を板に乗せ、ここに、森の中で作ったミートソースを載せていく。

 このミートソース、実はすごい量になっている。ペットのみんなも好きだし、パスタや芋にかけるなど、使い勝手がいいのだ。アレ・・からアレ・・が作れて、本当によかったよ。

 ミートソースをかけたら、チーズ・・・をのせる。今回はシンプルにこれだけだ。


「あれ?それチーズですか?街でも売られてないのに、どうやって?」

「うーん。秘密です」

「えー!?ずるいです。チーズ好きなのに」

「そのかわり、ここで食べていってよ」

「食い尽くしてあげます」

「ファ?!」


 まぁ、このチーズだが、ちゃんとしたチーズではない。ちゃんとというか、ピザ用ではない。

 リコッタチーズという、チーズだ。

 作り方は、生クリームからバターを作った時に出る、残りのホエーを、同じ量の牛乳と煮込み70度くらいにする。そこにレモンがいいのだが、ないのでオレンジ果汁を少し入れる。すると、ダマになってくるので、それを集めて水を切って時間を置く。これで完成だ。

 サラダとかに合うのだが、今回はチーズがこれしかないのでこれだ。


 そろそろ、牛乳がやばい。あれだけあったのになぁ。……牛でもペットにするか?それなら鳥も欲しいな。今度草原でフニワトリ探すか。


 そしてピザ生地だが、チーズをのせたら、最後にコショウと塩を少しかける。

 これであとは焼くだけだ。

 さらに、これを用意した数だけ繰り返す。……すごく、大変です。




 それが終わったころに……


「ねぇ。すごくいい匂いなんですが、そろそろですかね」

「ん?……あ、そうだね」


 窯に入れておいたパンが焼けたのかもしれないので、確認してみることに。


「まず、蓋を開けるときに、近くにいないこと。熱気で火傷するから」

「はい」

「それと、出すのは俺がやるから、おいしそうだからってすぐ近づかないこと」

「……はい」


 なんで返事遅かったの?


「まぁいいや。とにかく離れてて」


ゴソゴソ ドンッ


「……なんですそれ?」

「なにって、槍」

「丸太ですよッ!!」

「まあね」


 おなつかしの丸t、大木槍登場。忘れた人はLink68で!(メメタァ


「おりゃ」


ドスン


 ツキの力を借りて丸t、大木槍で蓋をどけて、少し熱を逃がしてから、もう一度押し込む。

 蓋がだいぶ空いたら、遠目に中を覗き、焼け具合を確認する。

 大丈夫そうだったので、近づいて、パンの乗った板を取り出していく。


「わぁー。おいしそ「すぐ近づいちゃダメだってば」はーい」


 出し終わったら、パンの残りと、ピザを放り込んでいく。

 それが終わり次第、焚火の炭を少し足して、もう一度蓋をする。この時点で蓋は高熱なので、難しいからと言って、手でやったら火傷をするので注意。


「早く、早く食べましょうよ!」

「「「(じーっ)」」」

「はいはい。それじゃあ」

「「いただきます」」

「「「キャギャオゥン」」」


 みんなで言うと何言ってるかわかんねぇなこれ。

ユクロス「今回短くね?」

作者「食べてるとこは一緒がいいかと」

ユ「なるほど」


ドタドタドタドタ


スノー「食事回と聞いて」

作「悪いがスノーの出番はない。許しは乞わん」

ス「そんな、聞いてないっすよ。私は、食いしん坊キャラって」

作「それより悩んでることが」

ユ「どうした?艦これでE6クリアできなかったことか?」

ス「私の出番をどうするか?」





作「ボッチって何だっけ」

ユ・ス「おい作者!?」

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