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どうにも筆が進まない。
……キーボードなのに筆とはいかに。
ドゴォ ドゴォ ドゴォ
えー、今聞こえる音は、岩蟹のイガが、拳をつかって壁に穴をあけている音です。
ガガガガゴゴゴゴッ
今の音は、砕いて出た石や砂利を土亀のツキが砕いている音。
ザザザザザザザッ
そうしてできた砂を、ヒトジゴクのイチゴが片づけてる音です。
「すごい連携ですねー」
「ウン、ソウダネ……」
俺のテンションが低い?それは、さっきあったことが理由だ。
「うーん。どうしようか。このままだとパン焼けないなぁ」
「「「?!」」」
「そうなんですか?」
「いや、焼けるには焼けるけど、一度に焼ける量が減るからね。このメンバーだとずっと焼き続けることになるから、全員がしっかり食べれるかは微妙かも」
「「「!?!?」」」
くいくい
「……なに?」
「「「(俺たちに、まかせとけぇー)」」」
「お、おう」
このざまである。
あいかわらず、食い物のことになると目の色変えるなうちの子たちは。
「ところで、いまなにしてるのですか?」
「ん?いや、この調子なら焼けそうだし、薪の準備」
「そういえば、パンはどうやって焼くんですか?」
○斤さん「とってもいい質問でちゅ。パンはオーブンで」
カット
「普段なら、180度くらいのオーブンで20分焼けばいいんだけど」
「普段?」
「ん、結構自分で作るの面白いよ?」
「パンを普段から焼く?いえ、知らない世界ですね」
「おいしいんだけどなぁ。それで今回だけど、温度調整は直火じゃ難しいから、石窯と同じ風にいくつもり」
「といいますと?」
「まず石窯、今回は穴だけど、その中で思いっきり火を焚いていく」
「へー」
「最初は中が石の色、次第に煤で黒っぽくなって、最後に白っぽくなる」
「そうなんですか」
「で、白くなったら中の火種を出して、そこに素早く焼くものを投入。あとは熱が逃げないように閉めて焼いていく。まぁ、こんな感じかな」
そんなことを言っているうちに薪が終了。そして穴も終わっていた。
穴のサイズは、バイクを横にして2台置けるくらい。……でかっ。
そこで、穴に薪を入れて、着火!そして、あるものを取り出す。
「……なんですそれ?」
「ん?空気砲」
木製手作り!空気砲!ただし形状的には竹の水鉄砲みたいな感じ。え?!わからない!?
えっと、筒の中に、筒の中のサイズに合わせた棒を入れて、押すと出入り口から出ていき、引くと出入り口から入るのだ。いれるのは、水鉄砲なら水だが、空気砲だから空気だ。
「なんで?」
「これで空気送って燃え上がらせるのよ。というわけでマコ!クロ!」
「キューン!」
「クゥーン!」
「いつも通りに」
「「(こくん)」」
この空気砲、マコとクロ用なのだ。空気の押入れを別で用意した板でできるようにし、それをマコたちが押す。効率は少し悪いが、何かしたそうだったので作ったのだ。
そうしてマコたちががんばっているので、こっちも最後の仕上げをしなければならない。
「ちょい」
「はい?」
「この丸い生地に、包丁の背を使って、縦棒一本引く感じでくぼみを作って。結構深めで」
「えっと、(ゴソゴソ)こうですか?」
そこには、桃のような模様になった生地が。
「そうそう。そんな感じで」
そのあとは、ひたすら同じ作業。
いろんな種類を作ったほうがいいのだろうけど、今回はテストなのでシンプルに。え?テストの量じゃない?アーアー、キコエナイー。
一通り終わったところで、穴の様子を見ると……おい、マコもクロも疲れたからってイガとツキに交代しているんじゃない!
とにかく、窯の中は白くなっていたので、中の薪を取り出す。
取り出したのは、学校のグラウンドを整えるのに使うトンボのようなもの(……でかい)。これを使って、中の薪をそれなりに取り出す。
なぜそれなりかというと、余熱で足りない分を補充するためだ。薪は組んでないと大きくならないからね。ばらけていればそれほど高熱にはならない。余った分は壁沿いに移しておく。
そしてパンを、薄く切った板に小麦粉をまぶしたものに乗せ、中に投入する。この時、中の薪とは離して置く。木だから燃えます。
最後に、ツキが持ってきた岩を蓋にして、一応作業終了。焼けるのを待っている間に、もう一つも仕込んでいく。その前に
「みんな水飲む?」
「「「はーい!(はーい!)」」」
なんだか、もう1人ペットを増やした気分だよ。
作者「お腹すいた!パン食べたい!」
ユクロス「そりゃね」
作「E6ってクリアできるんですか?」
ユ「そりゃ、クリア報告あるし」
作「あれチートじゃないの?うちの艦隊あんなダメ出してくれないよ(泣」
ユ「そういいつつ裏でかくりよやってないで続きかけ続き」




