プロローグ
みなさん、はじめまじでっ、
あだすの名前は、轟 奏。
トキメキの15歳っす。
親戚のお姉ちゃんが北大阪府シティつう、でぇ都会で、魔法少女課の魔法少女隊員に大抜擢され、出世街道まっしぐらになっでがら、家族総出で片田舎から北大阪府シティに引っ越して来で、親戚のお姉ちゃんのおこぼれでそこそこリッチな生活をさぜてもらってだんですが、世の中のムーブメントつうんですか?人食い魔人たちの組織「大魔人会」を魔法少女たちが全滅させてから、流れがぐるりと変わり、人食い魔人たちと同様に異能の力を持つ魔法少女たちを危険視するようになりまじで、国会でうんだらがんたらな小難しいあだすには、わがらない法案が通り、魔法少女たちは、引退と退化薬による能力の放棄を強制されだわげなんでずが、世に云う魔法少女大戦と呼ばれる法案に賛成派と反対派による魔法少女たち同士の殺し合いが勃発してしまい、それに巻き込まれる形で当時の日本国の総理大臣泉 総一郎まで殺害され、さぁ、大変ですっ。
結果的に魔法少女大戦の生き残りのピクシースパイスさんという魔法少女が南大阪自治区に亡命しだ為、その人が全部悪いという流れに一時的になっだのですんが、元魔法少女課室長で自身も魔法少女だった柊 香子さんが総理大臣になってから、急転っあわわっ、柊 香子さんは暗殺されでじまっだのですっ。
その暗殺犯が蝉川秀一という魔法少女課の魔法少女たちが大魔人会を滅ぼす時に使った大魔法マジカル テラ・アトミック ビッグ・バンによる唯一の民間人犠牲者 蝉川愛子さんの遺族であったことが公に判明し、そこから蝉川秀一を擁護する世の中の流れになり、全国的に魔法少女になれる素養のある魔法少女因子を持つ未成年の少女を正義の名のもとヴィジランテたちが狩る魔法少女狩りという一大ムーブメントが起こっだわけだすっ。
当然、もう魔法少女大戦で死んでしまっだけれど、親戚のお姉ちゃんが魔法少女だったあだすにも、その魔法少女の素養、魔法少女因子があり、あだす達家族は、逃亡生活を余儀なぐざれ、北大阪府シティを首都とするジャパニーズユニオン(旧日本)から独立した南大阪自治区を分かれで、目指すことになりまじだっ。
分かれるというのは、あだす一人とそれ以外の家族という意味だすっ。家族で魔法少女因子があり、魔法少女狩りたちから狙われてるのは、あだすだけなので、当然の処置だすっ。
連絡を取り合っていないので、確かじゃありまぜんが今頃、あだす以外の家族は、無事、南大阪自治区に別ルートで辿り着いているはずでずっ。
「はぁっはぁっはぁっ!! !?」
あだすも、もうすぐ南大阪自治区に無事、入国っするはずでじだが、北大阪府シティと南大阪自治区の区境まで、あと500メートルの付近の電車の路線の高架下でフリーガンのような顔下半分をスカーフで隠しだ集団っ、魔法少女狩りたちに通せんぼっ囲まれてずまいまじだ。
何日もかけて、だいぶ遠回りじだづもりでじたが、あだすの浅知恵など彼ら彼女らには、全てお見通しだったようでず。それにじでも、あだす一人に対し、彼らの数は、ひ〜ふ〜み〜どころではなく、ざっと前、後ろ合わせて、50人はいまず。
たぶん、あだすの異能を恐れてのことなんでそうが、あだす自身、魔法少女因子があるだけで、今のところなんの異能も発現していまぜんっ。
つまり、どういうごどなのがと言うと、彼ら彼女らは、今からなんの能力も持たない戦闘力ゼロカスの少女をよってたかって、痛ぶり、ぶっ殺そうというこどだすっ。
なんたる悲劇っ、あだすは無神論者でずがっ、思わず、神しゃまに祈りたくなり、半べそでただ呆然と絶望じまじだ。いつも通り、鼻水を垂らしながら、、、
すると、どうじだことでそう??あだすの後ろを囲んでいた魔法少女狩りたちが奇声や悲鳴を上げ、次々と大型バイクに撥ねられた如く、蹴散らされまじだ。
蹴散らす中央にいたのは、猛牛のような大きさで黒TのSLAMPのロゴ入った両側に羽根の生えた帽子を被った男の人。巨漢、オークやトロールを思わせる脂肪のかたまりで、見たことはないでずが、たぶん、日本の古きゆかしきスモウレスラーより大きい。魔人の生き残りかと疑ったほどですっ。どう見ても、ギリ人型のモンスター、ヴィラン生物に違いありまぜんが、どうやら、そのおっさんっ、ごほっ、もとい彼は、私を助けてくれるようでず。
鉄バットやノコギリやバタフライナイフやチェーンソーを持った魔法少女狩りたちを次々と丸腰の突進とデタラメに見える力任せのステゴロ殺法で打ち倒してゆく。その動きの激しさから台風のような風があだすのところまで、吹いてきまずっ。
「フヒュ〜フヒュ〜ふひゅ〜ふひゅ〜っ。スパイス小梅への愛にかけて、この子は、僕ちんが守るっ!!」
などとわけのわからないことを言いながら、戦っておりまずが、その顔面や腕などの全身に獣に引っ掻かれたような大きな傷があることから、あだすは、その大男に見覚えがあることに気づきまじだ。
魔法少女の代わりに政府が用意したヒーロー組織ジャパンストロンガーズに加入する代わりに恩赦で死刑を免れた伝説の魔人狩りのヴィジランテMr.スランプ。本名荒巻則夫。彼は、ジャパンストロンガーズを裏切り、魔法少女ピクシースパイスと共闘し、ジャパンストロンガーズを壊滅させた容疑で全国指名手配中なのでず。風の噂で北大阪府シティ中の魔法少女因子を持つ少女たちを魔法少女狩りから助けてまわってることから、最近、彼に新たなヴィジランテ狩りや魔法少女狩り狩りなどの異名がついていることはじっていましたが、まさか、あだすの前に現れるとは、夢にも思わずでじだ。
荒巻さんは、あっという間にあだすの後ろの25人ほどの魔法少女狩りたちを物言わぬ血だるまに変えてしまいましたっ。むっふん。
あだすが口を閉じ、鼻水と変な吐息を漏らしてる間に
「おどれ、魔法少女狩り狩りがなんぼのもんじゃいっ!!」
と一斉にあだすの前方の魔法少女狩りたちがチャカを取り出し、荒巻さんに向けます。
荒巻さんは、ぎょっと目を開き、動きを止め、迷わず、目を閉じます。
え?現実逃避??あの悪名高きヴィジランテ狩りの最後がこんな形!?って言うか、あだすの命はっ!?
と思った時、辺り一帯に閃光が迸るように一瞬でひた走り、包みこんで、世界は白一色になりまじだ。詩的で死的な南極の白夜行の世界、あだすは、一瞬、天国に行ったのかな?と勘違いしましたが、それは、すぐに周りの魔法少女狩りたちの呻き声にかき消されます。
網膜が使いものにならない不安なあだすの手をそっと同じ少女の柔らかな手が触れ、握り、安心感を与えまず。
「行くよ」
あだすは、その手に引かれ、惹かれるままに着いて行き、新しい魔法少女たちの物語の中へと気づいたら、入っていまじだ。
この先、その手をぎゅっと握り返し、信じたことを後悔することはないだろうと何故か、あだすは、思うのでず。




