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ナコイ トオル

この物語は途中で放置されるはずでした。自分の頭の片隅だけにずっとあり、全てが形になることはないだろうなと、どこかでそんな風に思っていました。

けれど、どうにも消化し切れない、自分の中でもどこにやればいいのか分からない気持ちを抱えてしまい、その溜まった勢いを何かにぶつけたくて、勢いそのままに最後まで書き上げたのがこの作品です。どこに持って行っていいのか分からない熱と、どうにもならない勢いで出来上がったのがこの作品です。


はじめまして、ナコイ トオルです。

熱と勢いだけで書かれたこの物語を、最後まで読み切ってくださり本当にありがとうございます。

粗さが目立つ、どころか粗さしかなく、勢いも空回っているとしか思えない稚拙な物語ですが、こうして日の目を見れたことを本当にうれしく思います。


この物語は、『人生や価値観を変えてしまうくらい辛いことがあった、あとの話』です。

自分がぼんやりと考えていた進むであろうルートが悉く捩れてしまったあと、のひとたちの話です。

価値観が大きく変わってしまい、今まで何気なく見ていたものをもう正気では直視出来なくなってしまったあと、のひとたちの話です。

どうしようもなく辛く、どうしようもなく絶望して、どうしようもなく傷付いたあとのひとたちの話です。如何だったでしょうか?




読書好きが高じてぽつぽつと書くことをはじめた自分ですが、読書の好きなところのひとつに、『自分が辛い時、全部が嫌になった時、のめり込んで読んだ大好きな本の中の大好きな彼らが、自分の世界のどこかで笑っているかもしれないと感じられる』というのがあります。

顔を見合わせて、笑っているかもしれない。手を繋いで、歩き続けているかもしれない。そう考えると、自分の世界もそう悪くはない。彼らがいるかもしれない、それだけで、世界は明るくなる気がする。

そう思わせてくれる『誰か』に出会える読書が大好きです。そして、そんな『誰か』を―――自分は、書けたでしょうか? 書けていた、でしょうか?


まだまだ未熟です。

そんな未熟者の作品を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。ありがとうございました。


もし、まだナコイ トオルにお付き合い頂けるのなら、『彼ら』にお付き合い頂けるのならば、まだ少し先のお話になりますが、次作、『アステリスクの邂逅』でお会いしましょう。



願わくば、あなたの世界のどこかで、彼らが笑っていますように。




2015.8.19

ナコイ トオル



追記

2015.8.27

続編であり過去編、『アステリスクの邂逅』の投稿をはじめました。

願わくば、またそちらでお会い出来ますように。

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