乳袋の話
二次元乳を語る上で避けることの出来ない、忌むべき宿敵・乳袋のお話をせねばならない時が来たようです。
乳袋とは何か、ということについて詳しくはググって頂くとして。簡単にご説明しますと、布地が胸の形に沿って貼りついているような不自然なおっぱい描写のことです。
私個人の意見としては、ぴったりめの素材における乳袋までダメだと言うつもりはないのですよ。巨乳の方がニットとか着ると、リアル乳袋になりますしね。とてもエロいですね。眼福ですね。
だがしかし! しかし!!
セーラー服やブレザーや和服における乳袋を私は許さない! 許さないぞ!!
服の上からエプロン着てるのに乳袋出来るとか、どういう特殊素材を使っているのか小一時間(以下略)。
巨乳+セーラー服の醍醐味は、普段まるで太っているかのように見える彼女が、私服で登場した時のギャップじゃないですか。
ぽっちゃりだとばかり思っていたら、不意に胸が机の上に乗ったり、胸の下を腕や鞄なんかで押さえたりして、「でかい、だと……!?」となるその衝撃じゃないですか。
服の上からは見えない大きさの素晴らしさ。いやらしさのないおっぱい、プライスレス。
なんでもかんでも見えてればいいってもんじゃないんですよ!!
……落ち着きました。失礼しました。
確かに乳袋を描くと一発で巨乳とわかりますし、「巨乳アピール」がしやすいのは確かです。しかし私はそこに「履いてない」文化と同じ安直なエロスを感じるわけです。
いわゆる「履いてない」なんて、ノーパンorTバックのヒロインなんて私は嬉しくない。全く嬉しくないです。何故ならビッチ臭しかしないから。
処女厨というわけではありませんが、ヒロインというからには女性らしい慎ましさは持っていて欲しいものです。電車で化粧したり、膝を開いて座ったりするようなヒロインは嫌です。恥じらいが欲しいのです。
もちろん、色っぽいお姉さんキャラの「履いてない」は歓迎します。むしろ「ああ、Tバックか紐しか履かないんですねそうですよね」と納得さえします。
乳袋には、チラリズムに相当する胸の高鳴りが足りないのです。
パンモロよりパンチラ、見えそうで見えないドキドキ感。張り出した胸元、その下の布のはためきから大きさを推し量るトキメキ感。現代人はそういうものを忘れてるんじゃありませんか?
乳袋によって公然とさらけだされた巨乳より、「もしかしてあの子の胸、実は大きいんじゃ?」という期待感から、後に距離を縮めた主人公だけに見せてくれた方が嬉しいじゃないですか! 異論は認める!
パンツだってガンガン見えていたらありがたみがありません。たまに見えているくらいが丁度いいんです。巨乳だってたまにアピールするからありがたみが増すのです。
そう、何度も申し上げているように、出せばいいってものじゃない。
普段は隠しつつ、効果的なタイミングでアピールすることにより、大きなトキメキを生むことが出来る……!
そんなおっぱいの楽しみ方を提案したいと思います。