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第64話
私は疾走する、そして跳躍。渾身一体の力を込めて、雷をまとったパンチを繰り出す。悪魔の腹にめり込んだ。そして全身の雷を打ち込む。
焼けこげる悪魔の肉体、散る服。勝った! 倒れた悪魔。やったわ、こんな人外の強敵を倒せるなんて。やったー!
「おい、モリシス! 騙されんな!」
マクチテの轟音のような声でハッとして、背後の気配に伏せる。悪魔の腕がさっきまでの私の首の位置を通過する。
それは真空の刃と化し目の前の家を切る。ずる、ずる、と重力に従ってずれていくいえ、最後は落下し倒壊した。




