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第12話

 そこに居たのはオルストラスの顔をしたでかすぎる犬……もとい、白い犬の着ぐるみを着たオルストラス!


 私は下草の上にずっこけた。なんでやねん! ジョークにしてはひくレベルだわ!


 私はヨロヨロと起き上がりこう聞いた。パッパッと土を服から払いつつ。


「な、何で犬の仮装!? 猟犬を連れてくるのではなかったの? どういうことなのよ?」


 オルストラスはコホンとやった後美しい造形の顔を笑顔に変えこう言う。ああっカッコいい……。顔だけは……。頭の中は残念だけど……。


「犬のように私を扱ってほしい……コホン、いや、猟犬が病にかかっていまして、ここは私が頑張らねばと思った次第で……」


 私は最初が本音よね、後半は嘘っぱちでしょうと思う。明らかに。まあ、仕方ないオルストラスだし。


 私は「分かったわ、いや、よくは分からない……分かりたくないけど……狩りを始めましょう」と口にし狩りをスタート。


 オルストラスはスピードアップの呪文を自らにかけ疾走する。速い。あれなら獣も魔物にも追いつけるだろう。


 最初の得物はイノシンだった。怪しすぎるオルストラスに追われ悲しげな声をあげつつ逃げまどう。必死だ。まあ、怖いよね。


 そいつはメテロスでバチバチやってしとめる。


 次は見た目はキリンみたいなモンスター。名前は知らない。ちしつしてなきゃだから今度勉強しとこう。


 そいつもメテロスでねじ伏せる。脆弱ね。朝飯前じゃない。


 次は巨大な蛇型モンスター。オルストラスは逆に追われている。ってなんでやねん! 上背が二メートルぐらいある奴。


 きっとオルストラスを昼食にと思索したのだろう。しかし、オルストラスなんか微妙に喜悦してない?


 ったくドMめ……。そいつも余裕でしとめる私。


 日も暮れてきたし夕方だし帰ろうとオルストラスに言うと「ワン!」と返された。犬言葉が分かるか!


 自身の頭部を撫でる仕草をする犬オルストラス。私はそうかと思い不承不承に「一回だけよ?」と言いハンサム君をよしよし。


 オルストラスは嬉しそうに「ワンワン!」。なんてカワカッコいいの……。その笑顔は破壊力抜群だわ……。でもオルストラスだし……。

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