08話 指導者”爆誕”
「人間さん。どうかその知識で俺たちを助けてください。」
うん、まず間違っている点を二つ挙げよう。俺はまず元人間だ。今は魔物だし。それともう一つ、俺はお前たちを助けようと思っていない。なぜなら面倒ごとは嫌いだからだ。
『助けてやらないんですか?』
『それはそうだ。こんな面倒ごとに付き合ってたまるか!!』
俺はなんとか逃げ出そうと思っていあるが、なかなか逃げ出せない。それより俺は気になることを聞く。
「お前らってさ、なんでそんなに武器は綺麗なんだ?」
「それは魔王様からの下賜品です」
「ま、魔王!!」
ふーん。少し面白そうだから話を聞いてやるか。
「わかった、お前たちを助けてやる!!」
「おお!ありがとうございます。」
「その前にあなたたちの名前を教えてください。」
俺が尋ねるとオーガたちが堂々と胸を張って答える。
「はい、俺の名前は魑魅魍魎マルです。」
まず若いオーガが答える。そして隣のゴブリンも答える。
「ぼ、ボクの名前は剛力伊右衛門です!!」
いやこのゴヌりんに剛力の要素少しもない。それよりまず疑問に思ったのが「
え、なんでそんな変な前なんだ?」
俺は少し動揺しながら聞く。若いオーガは黄色の髪がついている顔を斜めに傾けながら、キョトン顔でいう。
「どこが変なのですか?魔人は皆こういう名前のもですが?」
ええ!!魔物全体がこういう変な名前なのか!?チョッピーに説明を求める。
『ただただ、ネーミグセンスが壊滅しているだけです。』
『いや、もうそう言うレベルでは無いでしょ!』
『いえ、ただただ、ネーミングセンスが壊滅しているだけです。』
チョッピーが再三言う。まじか。ここまで壊滅していると、少し哀れだと感じてしまうのは俺の心が廃っているからだろうか。だが気になるものは気になる。
「わかった。俺がお前たちを助けてやる。」
「あ、ありがとうございます!」「だが交換条件がある。」
「はい!もし助けてくれたら、あなたをこの村の指導者にします!!」
「いや、そんな面倒なことしなくていい。俺の望みた唯一つ。それはお前たちの名前を帰ることだ。」
「え?そんなことでいいんですか?どうせなら指導者に、」
「いえ!!ご遠慮させていただきます。」
正直そんな面倒な事に巻き込まれたくない。ならば、俺が今猛烈に気になる名前だけでも変えたい、と言うことだ。正直俺が指導者になっても、迷惑をかけなければ上々、最悪、強力な魔物がここに来て全部お釈迦。
絶対そんな事になる。なら、少しだけ手伝って、直ぐにトンズラこくのがいいだろう。そして俺はこいつらを手伝う事にした。
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こいつら学習能力が非常に高い。俺が話した前世知識建築初級編は大体マスターしている。俺はマスターしていないのに。
ん?それならなぜ説明できるかって?そんなのはチョッピーさんを使ったからに決まってるじゃ無いですか。
いや、よく漫画とかではみんな素の頭で前世知識覚えてるけど、俺にそんな記憶力はない。チャッピーさんあってよかった〜。
やはり有能だ。だがこの村でもっとも俺の知識をマスターしているのはドワーフが多い。
やはりドワーフはこう言う建築とかが得意なのかな?とは俺思ったのだ。それとは関係なく、俺このままこの村の指導者やっていこうかな。
こんなに学習能力が高い奴ら人間でもそうそう見ないし。
『現金ですね。』
『うるさいぞ』これは俺がなるしかないか、指導者に!!
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「え、本当にあなたがこの村の指導者になってくれるのですか!!」
うん。結構喜んでくれている。いい子達だ。では俺が力になってやろう。
『なんでそんなに上から目線なんですか、、、』
少し呆れたような声も聞こえが幻聴だろう。俺はまずこの村の家をなんとかしたいんだけど、材料がない!!
そりゃそうだよ。前の家が木と葉っぱでできていて急に、レンガやコンクリートで立つはずがない。
「えと、魑魅魍魎マルさん」
「どうしたんだ?て言うか、あんたの方が立場は上だから、魑魅魍魎マルでいいですよ」
「じゃ、じゃあ、魑魅魍魎マル。」
「どうしましたか?」
「あのさ、今のままの材料じゃ全くいいものが作れないから、取引先とか知らない?」
「知りません。て言うか他から落ちこぼれ扱いされる俺たちと取引したいなんて言う物好き、そうそういませんよ。」
「そ、そうか。」
またしても悲しい話になってしまった。そしたらゴブリンの剛力伊右衛門が口を挟む。
「あ、あの、オークのトンさんはどうですか?」
唐突な悪口、じゃなくて
「トンさん?」
俺は首をわかりやすく傾げる。
「トンさんはよく僕達に食料や物資を届けてくれる人です。」
服はビリビリだけど
「正直あの人がいなければ、僕らはのたれ死んでたでしょう。それにトンさんは俺たちみたいな人に冤罪をかけ通報するのが好きではないので、協力してくれると思います。」
なるほど。つまり、そのトンさんに助けを乞えばなんとかなると言う事ですな。
『多分そうだと思いますが、、、』
こいつ、もう完璧に俺の心を読んでるな!!でも、なんで今チョッピーが少し、言葉に詰まったのだろう?
そのトンさんに何か引っ掛かる事でもあったのだろうか?
今度さりげなく聞いてみよう。




