09話 イタタタ、、、ここはどこ?
村の皆との話し合いの結果俺はオークのトンさんと取引する事になった。俺は数人のオーガ、ゴブリン、オークを連れて森の中を歩いて移動している。
神魔の村からトンさんがいるオークの村までは歩いて二日の距離らしい。
走るにしても、魔物と遭遇したら面倒だ。正直、あんな目に二度も会いたくない。と、言うことで、俺らは静かに移動している。
なんせ、道も整備されていないし、いつ魔物に遭遇するか、わからないからね。
俺らはさまざまな悪路、具体的には底なし沼、とても大きな絶壁の谷などなど。
さっき言い忘れたが、オークの村まで最短で二日だ。これらの悪路を通らなければならない。本来なら迂回したいところだが今はとにかく急ぎたい。
そして色々あり今、俺らは絶対絶命の状況である。
どうしてこうなった?
今何が起きているか説明しよう簡単に言うとみんなが崖から落と唯一崖の上にいた俺がみんなを支えている状態だ。俺が力を緩めたら死ぬっ!!
ん?近くに魔力反応が?
『魔力反応から魔物と推測できます。』
え、まじやばいじゃん!!ど、どうしよう。こいつらをここで見捨てると言うのも、、、あるわけないだろ!!
そこは責任を持て俺!指導者を引き受けたろ。
『でもこのままではどちらも死にますよ』はっ!!どこからか悪魔の囁きが、なんと恐ろしい。
『悪魔の囁きとはなんですか。せっかう助言してやろうと思いましたのに』
こいつ、生意気にされに磨きがかかってやがる。でも、このこの状況はまじでやばい。
本当に死んでしまう。こうなったら、魔物が近づいた瞬間火炎魔法で撃退してやる、と言う至極当たり前の結論に至った。
『てことで、魔物が近づいたら知らせてくれ!』
『・・・』
『どうしたんだよ、黙って。さっきのことか?俺も悪かったて』
『いえ、そうではなく、もうあなたの真後ろに魔物いますよ。』
俺は振り返る。それは狼みたいな魔物だった。
『グレートウルフです。』
そうグレートウルフであった。ああ、ヨダレなんか垂らしちゃって。
俺今はスライムだから結構まずいと思うんですけど、、、
心の中でそんな言い訳を俺がしているなんてつゆ知らず、グレートウルフは口を大きく開け俺に迫った。
反撃しようとする俺。しかし余計な行動したせいで体勢が崩れ俺は捕まっていた岩から手を離し魑魅魍魎マルに引っ張られ俺も崖に落ちた。
ああ、今度こそ本当に死んだかも、、、
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここは?あ、そうか俺たち崖の下に落ちたんだ。あいつらは!?
「うう、」
「痛っ」
よかったみんな無事だ。
『どこがですか。』
『いや、冗談だよ、冗談』
『今そんなこと言っている状況ではありません。特にこのオーク。今すぐ手当しないと最悪死んでしまいます。』
『ええ!そんなに重症なの?でも俺回復魔法使えないけど、、、』
『いえ、大丈夫です。まず、この者たちを何があっても助けたいと願ってください。』
なんで?まあやってみるか。助けたい、助けたい、助けたい、助けたい!
『回復魔法初級を習得できました。』
『今ので!?』
『はい、そうですけど。どうしたんですか?』
『いやいやいや、こんなに魔法って簡単に習得できるもんなの?』
『初級ならできますよ。ほぼみんな魔法の初級はそうやって習得しています。常識ですよ。』
ゲームより簡単じゃないか!この世界、結構緩い。
俺らが崖の下に落ちたら洞窟みたいなところにいた。
俺はみんなを回復させながら周りの状況を確認する。温度はそんなに高くない。
少し空気が湿っていてヒンヤリしている。外が暑いから涼しくていいな〜。そんなことを考えているうちにみんな目覚めた。魑魅魍魎マルが起きあがり驚きのあまり口が開く。
「ここここ、ここはどこです?」
俺は冷静に答える。
「フッ、ここは洞窟の中さ。」
「いえ、それはわかっています。私が気にしているのはここが”アルコボ洞窟”なのではないか、と言うことです。」
”アルコボ”洞窟って何〜
『チョッピーさん、説明お願いします。』
『わかりました。いいでしょう。”アルコボ”洞窟、またの名を龍の巣窟』
激ヤバじゃんそれ!!早く逃げないと。
『どこへ?』
確かに
『でもどうすれば!?』
『風が吹いてる方に行けばいいのですよ』
はっ!これはよくある展開だ。
「おい!みんな移動するぞ」
「わかりました。」
そしたら魑魅魍魎マルが何か考える仕草をしている。
「どうした?」
俺は声をかける。
「今更ですがあなたの名前をまだ聞いてませんでした。」
名前かぁ〜確かに。でも前世の名前は、、、
『チョッピーにしたらどうです?』
『却下。絶対に”いやだ”!!』
『そんなに言わなくても、、、』
うーんどうしよう簡単な名前にしよう。二文字か三文字くらいそして俺は答える。
「俺の名前は、、、シンです」
「短い名前ですね、、、」
「これくらいの長さがが普通なんだよ」
『安直ですね』なんか耳障りな幻聴が聞こえるが無視しよう。
「わかりました。シンさんですね。ここからどこへ移動するのですか?」
俺は「フっ」と怪しい笑みを浮かべ言葉を続ける
「もちろん出口に決まってるではないか」
そして俺らは移動を開始した。




