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迷子のおじさん  作者: イオン
5章 山田次郎?
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75話 崩壊


リアス、答えろ、、、

いや、なんとかしろ


これは、ヤバすぎる



『今やっているが、、、余りにも、深く、強く、、、そして重い』



ふざけるな!

なんなんだよ、俺


一体どうしちまったんだよ、、、


琴音、、、


あの、琴音が、、、



うっ


「オエエエエエエエエ」



「次郎、、、!」



「す、すまん、琴音、、、その、、、1人にしてくれ」

「今はちょっと、その、、、無理だ」

「色々と」



琴音は既に泣いている


「次郎、、、うぅ、、、」



「ご、ごめん、、、なんとかするからなんと、、、か、、、」


また、見たこともない記憶がフラッシュバックするーー



「オラァ!俺が来たからにはもう大丈夫だ!後は任せろ!」

「クソがぁ!まだ小せえガキじゃねえかよ、、、魔物共が!ぶち殺してやる!!!」

「へっ!いいってことよ、、、これが俺の、、、仕事だ!」



気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い


やめろ、やめてくれ



その晩俺は一睡もできなかったーー




朝になった、、、


き、気持ち悪いィ


おい、おい、リアス!おい!


なんとかなったか?


『すぐには無理だ。どれ程かかるかもわからん』


クソっ早くしてくれ


俺が俺が、、、


俺が民をマモラナキャ、、、


うっ


「オエェ」


何度吐き気に襲われただろうか


もう、なにも出てこない



俺はもう山田次郎じゃないのか?



「次郎、、、」



琴音、、、一晩中付き添ってくれたな


すまねぇ、俺が、、、不甲斐ないせいで、、、



ーー守ってやるからな



うっ


「オ、オエ」



「次郎ぅ、、、」


泣くな琴音


ま、マカセロ、、、




そこへーー


「お、おいジロー」


「どうしたのだ?これは?一体」


ラングレンか



「へっどうって事ねえよ、、、」


クソっ


「そんな訳が、、、」



「あ、歩けそうにねえからよ」


「ば、馬車」



「、、、本当に良いのだな?」



「、、、あぁ」



嫌だ、嫌だ、嫌だ


行きたくない、行きたくない、行きたく、、、



それから俺は馬車に乗せられて移動を開始した


馬車には琴音も乗ってくれているが、

俺はほとんど眠れず、食べることもできない


衰弱するはずの身体は、、、元気だ


これも、恩寵だろう、、、化け物じみた体力のせいで苦しみが余計に続く



「こ、琴音、俺の事はもういいから寝てくれ」


「そんな事できるわけないよ、、、」


「た、頼む、琴音、休んでくれ」


「次郎、次郎、次郎」


琴音はずっと泣いている


そんな状態から2日ほどが経ち、遂に琴音は倒れるように眠ってしまった


「お、おい!誰か!」


「居るよ」


チッイーシキハイか


「琴音が眠った、介抱してくれ」


「、、、任せてくれたまえ。その、、、ジローは?大丈夫なのかい?」



「っ」


「ったりめーだ」


「、、、そうかい」



いや、駄目かもしれないな


もう3日も寝ていないし、戦争で倒れてから6日食事がまともにとれていない


なのに、眠気が来ない、、、


なんなんだよ一体、俺が何したってんだよ?



リアス、リアス、リアアアアアアス!!!



俺はどうなる?消えるのか?リアス!答えろ!



『我にもわからぬ、、、』



嫌だ、消えたく無い

里美、翔太、、、


帰りたい、帰りたいだけなんだ、、、



ーー俺がテメェら全員まとめて守ってやるからな!



やめろ!それは俺じゃ無い。




嫌だ消えたくない、恩寵士になりたくなんか無いんだ。



里美、翔太、、、琴音ーー


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