↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷子のおじさん  作者: イオン
11章 山田次郎の選択
PR
181/186

175話 自問自答


目処は立ったな。たぶん。



というか、これ以外ないだろう。



さて、シルオールに俺は近づけるか?



あの触手で、、、


下手するとそこで死ぬな。うん。



辺りは薄暗くなってきている



、、、今晩ぐらいはゆっくり考えるか


そう思い、俺は食事を済ませ教会の一室へと入る。




そもそも俺はシルオールを助けたいのか?

命をかけてまで?


何故?


このままだとアンスがやばいからか?

俺とリアスのせいでこうなったからか?



違うな。

俺は友達のリアスが命がけてやろうとしている事を応援しただけだし、結果の責任は多少は感じているが。

この状況を予想できたわけでもないしな。


うん。正直、

そこまで思わない。



じゃあ、、、何故?



だって俺は、、、



アンスの人間じゃないから。



うん。そうだった。

なんか、これまで色々な事に流されて、巻き込まれて、、、

リアスを宿し、イダテンの恩寵士になり、戦争にも参加した、、、全て俺が決めた訳じゃない。

その場の流れや、リアスに言われて。


当たり前に思っていた筈なのに忘れてたわ。



じゃあ、俺はどうしたい?



、、、帰りたい。うん。やっぱり帰りたい。

里美の、、、翔太のところへ、、、家族の元へ帰りたい。



なら、シルオールなんか放っておけばいいんじゃないか?



、、、そうかもしれない



でも、、、俺はこのまま帰っていいのか?


この今の俺の人外の存在力ならあるいは帰れるかもしれない、、、



そして帰れる方法がわかったとして、、、



うん。このままでは帰れないな。




帰って翔太になんて言うんだ?俺は



「お父さんは、ヘンテコな世界にいっててね、でも、そこの人みーんな見捨てて帰ってきたんだ。」


とでも?



俺はそっと自分の手を見る。

そろそろシワが寄ってきそうなくたびれたおっさんの手だ。



その手で俺は、里美を、翔太を、抱きしめるのか?



ただいまーって。やっと帰ってこれたよって。




それはできないな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。