166話 2人でユビキリへ
すぐさま俺はキーソの重力操作で、琴音を浮かせて
飛ぶスピードも落として話をする
「ごめん、すっかり空を飛ぶ事に慣れちゃってて」
「う、うん、、、もう大丈夫、、、うっぷ」
「そ、それでなんだけど」
俺は一旦息を吐いて
「リアスは死んだ」
そう伝えた
「え、、、!?そうなの?」
「で、でも、空とか飛べてるし、、、」
「うん。恩寵は残ったみたい」
「そうなんだ、、、」
「それで、シルオールがその、、、」
「シィルちゃんが?」
「うん。まずい事になった」
「まずい事?」
「胸にたぶん、リアスがやったと思うんだけど、穴が空いて、白目剥いて、泣いてて」
「え、えぇ、、、」
「その胸の穴から存在力がでてて」
「ソンザイリョク?」
あーそうか、俺はリアスが教えてくれただけだし伝えるの難しいな
「あーごめん。そうだな、濃い空気みたいなのがでてるんだ。」
「その濃い空気から魔物がボトボト落ちてくるんだ」
ここで、初めて琴音が事の重大さに気づく
「そ、、、それは」
「うん。ユビキリとかが大量の魔物に襲われるかもしれない」
「それを伝えて欲しいんだ」
「次郎が伝えてないの?」
「俺は、、、リアスが死んだからか、言葉がわからなくなったみたいで、、、その」
「わかったわ、任せて」
「ごめん」
「ふふっ大丈夫!転移したての時の私と同じだよー」
「うん。ごめん」
俺たちはユビキリから最も西の街の教会に再度降りたった
「ーーーーーー」
琴音が何か言ってくれている
「ーーーーーー」
教会の人がそれを聞いて驚いた顔をしている
「ーーーーーー」
「ーーーーーー」
「ーーーーーー」
途端に大騒ぎになったようだ。
「琴音、次の街に行こう」
「ちょっと待って」
「ーーーーーー」
琴音は更に何かを伝えている
「ーーーーーー」
教会の人はコクリと真剣な顔で頷く
「いいか?」
「うん。次の街へ行くって伝えただけだから」
「すまん」
「大丈夫だよ。次郎」
「うん。ありがとう。」
そうして俺たちはこの後、森の近くの2つの街へと事態を伝えて、再度ユビキリから最も西の街へと戻ってきた。
さて、ここからだな。
どうすりゃいいんだろ?
とりあえず、ユビキリで最も西の街の教会の一室に俺たちは入った。
「琴音はどうすれば良いと思う?」
「え?」
琴音はきょとんとした顔から
「どうって言われても、、、」
まぁなぁ、、、
俺にもさっぱりわからないし
ただ、シルオールを放っておくとやばい事だけは確かだろうな
「次郎は何か考えがあるの?」
「いや、全く」
「そっか、、、でも、、、シィルちゃんの胸に穴が空いてそこから濃い空気が出てるんでしょ?」
「うん」
「塞いだら良いんじゃ無いかな?」
「それは、、、まあ、、、そうなんだけど、、、」
「どうやって?」
「それは、、、わからないわ」
「だよなー」
うーん、、、とりあえずもう一度見に行ってみるか?
「もう一回俺1人で見に行ってこようかな」
「そうね、少なくとも定期的に監視は必要なんじゃないかな?」
「まぁ、俺なら数分で着くしね」
「私はこのまま教会で魔玉槍をつくっておくね」
「うん。お願い」




