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ファーストシーズン ログイン5日目

「じゃあ、これをもって生徒会室に殴り込みなのです!」

1週間かけてリコール署名を偽造したわたしたちは、ブスみんに連れられて生徒会室の扉をノックする。

「生徒会室なう。これから正義を執行するなう」ブスみんはtweetしている。


生徒会室に入るや否や生徒会長の中田奈未は私のほうを見た。

「2年A組のあなたちゃんですね!!!!、身長158㎝スリーサイズは上から82-59-84 オナニーは2日1回!!!!」(うるさい)

「2日に1回?!!」亜優が目を剥いた。不満なようだ。

「生徒会長はなんでそんなこと知ってんですか?」わたしは驚く。

「この意地悪生徒会長はですね。全生徒のスリーサイズとオナニー頻度を全部記憶しているロボットみたいな人なんですよ」(そんなロボットあんのか?)

「そのロボットに何のようですか?!!!オナニー頻度1日3回の中野ブス美さん!!!」(うるさい)

「ぴきぃぃ」ブスみんは私の背中に隠れる。

なんだ口だけか、このブスは

「あの、これを生徒会長にお渡しに」そう言ってわたしはブスみんの代わりにリコール署名の束を渡す

「そうですか」その束をパラパラとめくった中田生徒会長。

「ふん、これは在校生ではありませんね。卒業生のようです。この三原薫という人は知っています。」

「卒業生であってもこの学校に関連する人ということでいいらしいです」私は補足する

「それは、そうですね。しかし妙です。実はこの生徒会室に保管していた卒業生名簿が最近、盗難にあったのです。何かご存じないですが、1日オナニー3回の中野さん!!!!」(うるさい)

「ひぎゃあああああ、ぴぎぃぃぃ、ブスみんは、ブスみんは違うもん、ただ渡された名簿を写しただけだもん!ブスみんは盗んでなんかないもん!」

「貴方は写しただけなのですね!!!!1日3回の・・・」(うるさい)

「そう、ブスみんは写しただけだもん!」目に涙を溜めるブスみん。

「ブブー残念でした、騙されましたね!!!。名簿は盗まれていませんよ!!!。でもあなたは自分でこのリコール署名が偽造だと自白した!!!だから、こんなものは無効です!!!」(うるさい)

そう言って、生徒会長はリコール署名をビリビリと破り捨てた


・・・汚い、汚なすぎる・・


・・・これが、この人のやり方か・・・・


私はそう思った。私は納得がいかなかった。だから


「ブスみん。生徒会長の言う通りだよ。生徒会長はブスみんに類が及ばないようにリコール署名用紙をここで処分してくれたんだよ」って言う。


「しぇ、しぇんぱあああい」ブスみんはそう言って号泣する。


しかし


・・・私にとって正義とは一体なんだろうか・・・・


・・・私にとってオナニーの適正頻度ってどれくらいなのだろうか・・・

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