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ファーストシーズン ログイン3日目

放課後になり、亜優と一緒に例の部室に向かう。

わたしたちの通っている学校は巨大だ。

部室棟などは田舎のイオンモールくらいの大きさだ。

むしろイオンモールにしか見えない。

「ところでお兄ちゃんジャスコ行かないの?」


昨日はブスみんに手を引かれていったから場所も、うる覚えだ。

「私にまかせて!」

そういった亜優はもちろん何の役に立たない。

あ、そういえば挨拶がまだでした。


「ピンク色の服が好きで、周りが可愛いと言っているのを本気で信じている女。

スマホの地図を見る時にやたら画面を回転させるが、結局、自分では目的地にはつけない。

どうも、俵幸太郎です」


わたしたちはもう3回も間違えて「流し素麺同好会」の扉を開けてしまった。

途方にくれていると、私たちの危機を救ってくれそうな子がきた。


「ピンクお面」だ。

ピンクの髪で顔の表情が全くないやつ。

確か自分の事、リカちゃんとか言ってたな。苗字はしらね。

彼女は感情表現が苦手とのことで自分の感情を伝える際に、お面をつけて表現している

そのため阿修羅とか般若とかひょっとことかのお面を常に持ち歩いている。

能役者かっ!

最近のお気に入りは「小泉進次郎」らしい。

それ、どんな感情表現だよ。


そんな彼女は基本物知り博士なので、わたしたちをブスみんの待つ部室に連れていってくれた。

ありがとう「ピンクお面」


でもわたしは考える。



・・・わたしにとってカレウンハってなんだろう・・・


・・・わたしにとって小泉進次郎ってなんだろう・・・

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