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手札

「え、はい?私……え?」


 目に見えて動揺するミリに先ほど考えていた推測を話してみる。


「それほどわかりやすかったですか?」

「当てずっぽうなところもありましたが、歳が近いってわかった時点でため口にならなかったのも気になりましたから。」

「そうですか……では、改めて、私はミラベル・ベルンカステルといいます。あら?あなたの理論なら、何故丁寧口調なのですか?」

「私はそこら辺に生えている雑草みたいなものなので。」

「はい?」

「気にしないでくださいってことです。」

「わかりました。では、あなたはなぜあそこに?」


 ギブアンドテイクだから、私の方の事情も説明。


「知り合いが二人、発病しましてなんやかんやで調査中です。」

「そうなのですか。なにかわかりました?」

「あの店の占いが怪しいってところまでは。」

「あっ。姉から占いの話を聞いてます。」

「じゃあやっぱり……」

「その占いがなにかあるんですか?」

「そこまではまだ。ただ、あの店または占いに通う人が発症してるんじゃないかって思ってます。」

「なるほど。」


 私の話を聞いて、考え込むミラベルさん。

 見ればみるほど、仕草が洗練されている、気がする。


「……お姉ちゃん、か。」

「?どうしました。」

「いえ。別に。」

「アイナさんは、ご兄弟は?」

「姉が一人。」

「まぁ、私と一緒ですね。」

「そーですね。」

「……仲、よろしくないんですか?」

「あー。悪くないですよ。私が一方的によく思っていないだけで。」

「そうなのですか。」


 なぜか申し訳なさそうな顔をしている。


「気にしないでください。」

「ごめんなさい。」

「話を元に戻しますが……」


 それから色々と情報交換をするが、特に目立って新しい情報は得られなかった。


「今後どうされます?」

「そうですね……ん?」


 今後の方針を考えようと視線を上げるとアレンとノアがこちらに向かって歩いてくるのが見えた。


「あー。」


 ミラベルは、私の突然の上げた声に首をかしげながらも、私の視線をたどる。

 そして、二人をみるとなぜか目を見開いて驚いた顔をしたのだった。


「女の子二人で盛り上がっているところ、ごめんね。」

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