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※この「ゆうしゃレクトとまおうのほうせき」は、読み飛ばしても問題ありません。

 「前置きはいいから早く本題へ」という方は、本編第1章第1話からお読みください。

 ***


 あるとき、このくににまおうがあらわれました。


 まおうは、たくさんのまものをしたがえ、このくにと、そしてほかのくににもせめこみました。


 たたかいはとてもきびしく、このくにの三ぶんの一が、まものにせんりょうされてしまいました。


 こまったおうさまは、おふれをだしました。


「まおうをたおしたものに、一おくゴルドのほうしょうきんをさずける」


 ほとんどのひとは、しんじませんでした。

 一おくゴルドなんてきんがくは、みたこともなかったからです。


 でも、それをしんじたひとがいました。ゆうしゃレクトです。

 ゆうしゃレクトはかんがえました。


「一おくゴルドをもらえるのか。じゃあ、おれがまおうをたおしてやろう」


 ゆうしゃレクトは、なかまをあつめることにしました。

 さいしょにこえをかけたのは、おさななじみのせんしガルド。


「おれといっしょに、まおうをたおしてくれないか。まおうをたおすためには、おまえのちからがひつようだ」


 せんしガルドはとてもちからがつよく、みんなから『ごうりきのガルド』とよばれていました。

 せんしガルドは、いいました。


「わかった。いっしょにいこう」


 つぎにこえをかけたのは、てんさいまじゅつしのエルフィ。


「おれといっしょに、まおうをたおしてくれないか。まおうをたおすためには、あなたのちえがひつようだ」


 まじゅつしエルフィはとてもあたまがよく、みんなから『えいちのエルフィ』とよばれていました。

 まじゅつしエルフィは、いいました。


「あなたといっしょにいって、わたしにどんなとくがあるの」


 ゆうしゃレクトは、こたえました。


「一おくゴルドをやまわけにしよう。あなたがほしいのなら、おれのぶんもわけてあげる」

「わかった。いっしょにいきましょう」


 さいごにこえをかけたのは、そうりょのミレーヌ。


「おれといっしょに、まおうをたおしてくれないか。まおうをたおすためには、あなたのちゆじゅつがひつようだ」


 そうりょミレーヌはとてもちゆじゅつがじょうずで、みんなから『じあいのミレーヌ』とよばれていました。

 そうりょミレーヌは、いいました。


「なぜ、わたしがあなたといっしょにいかないといけないの」


 ゆうしゃレクトは、こたえました。


「まおうをたおせば、このくにのみんながきずつかないですむからだ」

「わかりました。いっしょにいきます」


 こうして、ゆうしゃレクトは、三にんのなかまとともに、まおうとうばつのたびに、しゅっぱつしました。

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