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3話 家庭?訪問

作戦会議をするにも、学校だと奴らの仲間に聞かれる心配がある。

そんな案を、何とか復活した塩塚が出した。それにより、俺達は家畜小屋に来ていた。


「塩塚さん?家に連れてきてくれるのではなかったのですか?」


「失礼だな、ここが家だよ…ただで貰ったんだ。高い家の家賃を払うより他のことに回したほうが幸せになられと思ったんだ」


家と言われても、人が住んでいるような痕跡はない。だがあちこちに塩塚の指紋がついている。


「物はどこにおいてるんだ?」


「2階だぜ…来な!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「とんだゴミ屋敷じゃねえか!足の踏み場が全くねえ!」


「失礼だぞ、先輩」


「こんなとこに人を呼ぶほうが失礼だぞ、後輩」


「まあどっか適当に座ってくれ…」


俺は比較的紙類が多く、柔らかそうな場所へ座った。


「指宿くん…敵は誰かわかったんですか?」


「ああ、倒れた奴を確認した…床まで引きずるような金髪に、生気のない目。」

塩塚がハッと驚いたような顔でこちらを見てくる。


「ああ、生徒会唯一のギャル、庶務の辻霧楓だ。」


「生徒会…ですか…全員が絡んでいるとは限りませんが…」


「全員じゃないかもしれないが過半数は絡んでる。ポケットから出てきた粉薬…」


俺はポケットから白い粉末が入った袋を取り出す。


「これから会長、会計の指紋も検出された!これから俺達はそいつらと話し合いをするべきだ。あくまで話し合いだ…最初はな」


「他の敵も能力者である可能性が高いですしね」


「アタシはそれは嫌だぜ!戦闘というのは不意打ちが基本!会長か会計を1人倒してしまおう!友人ダチの仇を取らねえ!?そんなの嫌だぜ!」


「おい!全員が危険にさらされるんだぞ!?俺もかたきを討ってやりたい気持ちはよく分かる!」


ズザザザ…急に立ち上がったせいか、紙の山が崩れる。ヤバいこのままだと…

崩れた紙束の中で、何か柔らかいものを掴んだ。


ガン!やはり背中をぶつけてしまった…


「痛え!」


「先輩、だいじょぶか?……追撃パンチ!」


更に塩塚に殴られた。


「なにするんだテメエ!」


「先輩、プライバシーってもんがあるだろうが!?」


「おいおいなんの事だ!?」


「追撃パンチ!」


「敵の攻撃にかかってるのか!?くっそ!奴らはもう近くに…足京、助けろ!」


「いや、指宿くんが悪いと思います」


「なんでだ?」


「先輩!ごめん!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「本当に見てないのか?」


「お前の自作マンガなら見てないぞ」


「見てないならマンガとわからないぜ…」


「本当にすまん!俺が悪かった!悪気はなかったんだ!というかアソコにおいてたお前が悪い!」


「「急に責任転換してきた!?」」


「とにかく過失は100お前だ」


「…」


「追撃パンチ!」


「ぐはっ!」


というか好きな人がバトロワのデスゲームを書いてたときの正しい反応はなんなんだ?絵もヘタだし…


「いま失礼なことを考えられた気がする…」


続く


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