表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/37

ど、どうして!?

とりあえず、寝どころを今は、宿をどうするかだよな・・・

あっ、そうだ。エクスに聞いてみれば、宿があるかも!


「エクス、エクスが止まっている宿ってどこ?もしくは、おすすめのところ。」


「あ、あります。」


「ちょっと、利治この方を誰だと思っているの?」


シャイトが自信満々に言ってきた。

なんのことはわからず、俺は「えっ?」と聞き返した。


「この方は、エクス・ラート姫よ!」


「・・・・えっ?姫?」


・・・姫って、冒険者やるの??

いや、まぁ異世界だしそこの文化に沿っていたりするのかな?

まぁ、置いといて。めっちゃ、貴族に不敬を働いてたと思うのだけど・・・・

こういう、異世界って『不敬罪』とかにならないのか?

いろいろなことが頭によぎり、考え悩んでいるとエクスから、肩をたたかれた。


「あ、あの利治。そ、そんな固くならないでください。」


「・・・・じゃ、じゃあ敬語じゃなくてもいいの?」


「あ、あの。敬語って何ですか?」


・・・敬語ってこの世界にないのかな?


「敬語っていうのは、『です』や『ます』ていう感じに語尾を丁寧語にすること。だと思う。」


「なるほど!ありがとうございます!」


「いやいや。俺の情報も、ちょっと信頼できないかもしれないから。」


「でも、分かったのでいいと思う!あと、本当にありがとう!」


エクスは、優しく微笑んだ。

何がありがとう・・・。

あっ、そうかエクスは、姫だから、皆から敬語で話せれるし、敬語で話すようなんだ・・・。


「うん、これからもっと仲良くなろう」


「うん!」


・・・そうだそうだ、宿紹介してもらわないと!

でも、王族が知っている宿って高級そうだな・・・


「あの、エクス。今日ってどこに泊まる?」


「えっ?私の家ですよ?」


「家っていうと城?えっ、俺らが止まっていいの?」


「はい!私のお仲間さんなので!あっでも親には隠してくれる?」


「うん、良いけど、何で?」


「だって・・・。さすがに、姫が冒険者って外聞が悪いでしょ。」


エクスが、ちょっと悲しそうに笑った。

やっぱり、姫が冒険者って異例なんだな。

俺が考えながら、エクスについていくと本当にでかい屋敷についた。

門番も甲冑を着ていて、ザッ・貴族。というような雰囲気を出していた。

・・・今思えば、ずっとシャイトがしゃべらない。

どうしたのだろう。と思い、シャイトのほうを見てみるとシャイトも俺が見たことに気付いたのか笑顔で話しかけてきた。


「ほんとすごいわね」


本当にきてよかったのか?


「おかえりなさいませ。お嬢様。・・・ご友人様。」


ご友人様って・・・。ていうか、こんなにすんなり入れてもらっていいの?

様々な思考が遮る中、シャイトが肩をたたいてきた。


「ちょっと、何、口開けているの」


「いや、逆になぜ君は平気なの?」


「前は、こんな感じだったもん」


「そういや、女神だったやww]


敷地内に入った後にシャイトと少し話していると、エクスが振り向いてきた。


「何、こそこそ話してますの」


ほんとに、家と外じゃキャラが違うな。切り替えがすごい・・・。

ヤバい、ほんと可愛いな・・・

いやいやいやいや、違う!俺はそうゆうことを考えたいんじゃなくて


◇◇◇


落ち着かな!まぁ、男女別なのはいいんだけど、広い部屋に一人って・・・

まぁ、自由なんだけどなー

zzzzz-


「おきてください」


「・・・おはようございます。」

俺は、知らない男性の声に一瞬びっくりした。

・・・そういえば俺、エクスの家にいるんだ。

・・・ん?こいつ昨日は、いなかったぞ!も、もしかしてうん、やっぱり名札がない・・・

こいつ、侵入者か!


『大丈夫!?』


な、何でシャイト!

俺は一応に備えて、構えた。


「あ~ばれてしまいましたか」


『な、何でお前が聞こえるのよ』


「俺はな、人の心が聞こえる能力があるんだよ。聞こえないとでも思ってた?」


俺は、状況がうまく呑み込めなくなり、中断させた。


「・・・一回良いですか?」


「・・・ほう、死に土産として質問に答えてやろう。」


「えっと、シャルトは、脳に声を届けられて、あなたは、心の声を聞き取れるんですか?」


『ええ』


「そうだが?」


「・・・よしシャルトこっちにこい」


『・・・何でよ!・・・いや、今すぐ行くわ!』


「あんたは、アレが無理な筈!」


シャイトが勢いよくドアを開けた。

シャルト!よし来た


「・・・・・・・・・・・・・・・・・よし!」


「お、お前らの考えてることなんて!・・・そうゆうことか。」


『きっとあいつは、実際に会って話していることは、分からないはず!』


「エミーコンチェルス!」


ドーンバーン


「あ!?」


バタンドン!


ちょっとな、何でおれま で・・・


「と、利治起きましたか?」


ん?俺どうなってんだ


「お、俺は・・・」


「エクスが、直してくれたのよ!」


「いっぱいたまっていたクルースが爆発しかけたんだよ!」


「危なかったのよ!」


「・・・そうか。危なかったな。そういえば、クルースとかレベルって、どうやって見んの?」


ン?こいつら様子がおかしいぞ!ここは、エクスの家のはず・・・

・・・・けど何も、破壊されてない。確か、エクスの家で、エミーコンチェルス放って何個か破壊された奴があるはずだったんだけど・・・


「おい、ここはどこだ?」


「エクスの家よ、忘れたの?」


・・・やっぱ、おかしい


「ちょっ、睨まないでよ!」


「そ、そうですよ!」


「エクス、敬語はやめてって言ってるでしょ?」


「け、敬語って何だっけ?」


これで、確信ついた!

こいつらも偽もんだ!エクスに敬語を教えたはずだ!

またあれを、使ってみるか!


「エミーコンチェルス!」


ドーンバーン!


「きゃー」


「お、おい」


悲鳴は、こっちからだ!

頼む、間に合ってくれ!


「えっ・・・・?」


「あっ、利治!ね、ネズミが!」


「・・・えっと、襲撃者は?」


「あ~、なんか変な奴来たから、倒したけど?」


「どうしたんでしょうか?」


よ、よかったエクスも強いからねそりゃ倒せるわな・・・よかった・・・

しかし、何が目的だったんだろう?

あっそうだ、シャイトは、使えるのかな?


「シャイト、君ってもしかしてココロに伝えたり、心を聞いたりできる?」


「もちろんできるわよ!」


マジかこいつの能力スゲーじゃん!

速く町から、出られるようにさせないとそうすれば


「そうすれば、相手の動きが分かる?って事?やだわよこんなこと」


 げっ、こいつ気づいてやがる!


「げっ!じゃないわよ」


「とりあえず、外に出ましょう。外に行ってきます。」


エクスが使用人に言うと、使用人一同は礼をし、送っていった。


「・・・」


とりあえず、エクスの家をでた。

何だ、この家違和感しかないぞ?うん?

上に誰かいる


「おいシャイト、上にいるやつ分かるか?」


「えっ、う~んわかんないわね、それがどうしたのよ?」


「と、とりあえず、どこいく?」


あ、アレいない!?

まぁ、とりあえずは、良いか、

楽しそうだしな、今日は、戦いに行くぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ