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どっちなの?  作者: othello
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閑話:そして選択へ

すみません、すごく短いです。


「私にも変化ですか?」

雪はそう不思議そうに問いかけてくるが、わかるのだ。

・・・この先彼女は前に進めなくなることが。


燃え尽き症候群というのを知っているだろうか?


受験の合格生。特に大学受験を終えたものによく使われるのだが高い目標を立て、それに向かいまっすぐ進み乗り越えた後、何もやる気が起きなくなってしまうことである。

彼女は成功したわけではないが、話や情報を統計するにこの燃え尽き症候群になる可能性が高いと言える。

これの対処法は、新たな目標を立てること。

だが、これはかなり厳しいことといえる。

なぜなら、生半可な目標では達成感を得られなくやる意味があったのかと感じてしまうのだ。

ゆえに僕はこの方法を好まない。


ならばどうするか?


簡単だ。


ーーー達成した喜びの感じ方を変えればいい。


この燃え尽き症候群。先程は受験で例えたが、実はこの症状。

個人的成果を出してしまったものに多い症状なのだ。

『成果は共有してこそ真の価値がわかる。』

『友情は喜びを2倍にし悲しみを半分にする』

これは僕が知る名言ののかの二つだ。

存外、自分はこの言葉を気に入っていたりする。


…。


・・・おい、驚いたやつ。素直に正座しなさい!


(確かに友達と呼べる人は両手ほどしかいないけど)


まあ、話を続けよう。正座した人はそのままね。

ええっと、そうだ。名言の話な。

一つ目の名言と2つ目の名言を見て感じて欲しいのは、『一人の限界』だ。

二つの事柄は両方とも人間には他者より詳しく言うなら客観視による評価を必要としていることを遠回しに言っている。

ゆえに秀才にこそこの言葉を送りたいと思う。

秀才は言われたことを唯一信じれる自分の力でこなす。

それは他人から言われたことをそのまま行う小間使い…いや、小間使いも自分で考えて行動するな。忘れてくれ。

…そう、ロボットのような存在と言える。

言われた仕事をミスなく、大量に処理できることはいいことだろう。

しかし、人はそれにいつか限界を感じるようになる。

毎日、似たり寄ったりの仕事を大量に処理し、会社、いや組織ならば人間関係というストレスも溜まる。

秀才はそれを全て自分の実力不足と結論ずけてさらに負荷をかける。

これはいわゆる負のワーカーホリックと言えるだろう。

そしてやがてうつ病などを引き起こし、社会はまた優秀な人材を殺すのだ。


実体験のように話すには、・・・まあ、実際にそう言う秀才が身近にいたからだ。

正直、見ている立場だったが…相当応えた。

それでも自分とトモは彼のそばにいた。

今こそ、隣いないが元気なのは知っている。

彼は僕たちと最後に別れる時にこう言って消えた。


『やっぱり無駄に歳食った人の名言は心に響くよな!でもな、俺としてはどんな名言よりも、いつも隣で励ましてくれるお前たちの「がんばれ」や、「ありがとう」が何より心に響くよ』


その時、僕は久しぶりに涙を流した。

僕たちは確かに必死に励ました。けど、最終的に立ち上がったのは彼自身の力でしかない。

そう思っていた自分への感謝のことはばどんな称賛よりも心に響いた。


僕は意識を現実に戻し雪に過去の話をするのであった。


僕が…彼女の苦しむ姿を見ないために。








お読みいただきありがとうございます。

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