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真里菜の本

(真里菜さんには本当に驚かされる)


アルシーは母アーシャと、マリナの仲がいい事は二人と話しているうちに理解していたしかし……


(この本は無いわ……)


ページをめくれば厨二病の匂いしかしなかったのである


(呪文とか……これは無いわ……、てかあの人絶対拗らせてた人だ!)


その真偽はさておき


「あ、あの……」


「どうかしました?」


「その本は……」


「そうね、買うわ、おいくらかしら?」


「銀貨3枚です」


「意外ね……結構高いのね」


この世界の通貨事情は次の通りである


石貨


銅貨


水晶貨


銀貨


金貨


白金貨


魔銀貨


緋金貨


交換レートは順に


石1000→銅1


銅100→水晶1


水晶100→銀1


銀100→金1


金100→魔銀1


魔銀100→緋金1


であるが、石貨はほぼ使われていない為、実質的には銅貨が最低の硬貨である


魔銀は俗にミスリル


緋金はオリハルコンである


因みにアルシーは水晶貨を集めるのが趣味である


それを見ていたシルベリータはというと魔銀貨に調味を持ち集めているのだが、如何せん高い


凄く高い


なのでアルシーはシルべりータの誕生日には各国の魔銀貨をプレゼントすることが多い


それはさておき、水晶は魔法の保存媒体として非常に優れた素材であるため、水晶貨には魔法がかかっている


ある意味、水晶貨の価値が魔法により定められている為、すべての国において同じ貨幣レートで取引できているのだ


そして一般家庭においては金貨が一枚あれば一年は生活できるといわれている


「アルシー? たった銀貨三枚だよ?」


「私たちの感覚としたらそうね、でもこの本は庶民向けに出されているわ、それなのに銀貨三枚っていうのは結構高いのよ」


「そうなんだ!」


「まあ、そのうちもっと安くなるわ、きっとね」


「アルシー、こんなのもあったよ!」


「また珍しい魔道具を……」


シルベリータが見つけてるくものはどれもこれも希少なものか、すごく珍しいものかに限られていたのである


(なんて目しているんだよ、シル……)


アルシーがそう思うのも無理はないのだろう


二人を見ていた店主も


(この方々は普通じゃない! なんで俺の店なんかに! でも、これはチャンスであることに違いはない……)


儲けがでるのは目に見えているのに、心労で死んでしまいそうだと感じていたのであった

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