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30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
関東第4ダンジョン編

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91話 開戦③




 『シュオオ』

 

 大炎槍とシリウスの衝撃により、神宮寺の上半身は消し飛んだが、その再生がもう終わろうとしていた。


 『ゴウッ』

 『倫也、一応この子だけは守っておいたよ』


 再生が終わる間際、神宮寺の目の前に不死鳥が現れ麗奈を地面に優しくおいた。


 「おうありがとな、多分その子は鶏鳴狗盗じゃねぇから守ってくれて助かるわ」

 『いいんだよ、あとこの子の頭の中にあった黒いモヤだけど浄化しておいたよ、多分目覚めたらパニックになるとおもうかな』

 「そうか色々ありがとな、あともう一つ頼まれてくれないか?」


 神宮寺は不死鳥を真っ直ぐ見つめてそう言った。


 『どうした?』

 「俺はこれからダンジョンでサタンとか槙島とか名取さんよりも強い奴らとやり合う、そうなったらおそらく俺は瀕死か死ぬ、もしも死んだらこの子を助けてやってほしい」


 そう言って神宮寺は麗奈に視線を落とした。


 『……別にそれは構わないよ、でもなんでそこまでこの子に執着するんだい?』

 「さぁな、同じだからじゃねぇのかな昔の俺とか若織……詩音とかとさ」


 そう言って神宮寺はダンジョンへ行こうとした。

 

 『待て倫也、お前服がボロボロだろこれを着なさい』


 そう言って不死鳥は上下真っ白のカンフー服を出した。


 「なんだこれ、まぁでもサンキューな」

 『ああ、いいんだよ、まぁ言っても仕方のないことだけど、あまり無茶はするなよ倫也』

 「わーってるよ、そんじゃあまたな」

 『ああ、またな倫也』


 そう言って神宮寺はダンジョンへと入っていく。



ーー柴崎サイド



 「ふっははは、いやぁ強かった、お前は強かったよ柴崎」


 そう言ってサタンはニッコリと笑った。

 柴崎の大技を幾度も受けたサタンは、現在内蔵に損傷を受けており、力むときに吐血をしてしまう状態である。

 そして魔王に治してもらった左腕は、またズタボロになり右腕は消し飛んでいた。


 「また腕が飛ばされたよ、まったく上位攻略者は皆バケモノよな」


 サタンはそう言って倒れている柴崎の元へ行った。

 新王ももう消滅しており、目の前にいるのは倒れている柴崎のみである。


 「よくやったな柴崎よ、おそらくまだ生きているだろうがお前にトドメは刺さん、もっと強くなれ柴崎、お前にはその素質はある」


 そう言ってサタンは金鞭を持つ鶏鳴狗盗のメンバーの元へと向かう、しかしその行手を阻むように人影が現れる。


 「どうも魔族よ、いやサタンよ」

 「あ?誰だ貴様は」

  

 サタンは敵意全開でそう訊ねた。


 「私は槙島、攻略者ですあなたを止めに来ました」

 「そうか、ならば俺を止めてみろ槙島よ」


 そう話すサタンのレベルは190になっていた。

 神宮寺や蘭方が戦いの中で成長していくのと同様に、サタンもまた進化していおり、その進化に上限はない。


 「これは骨が折れそうだ、なぁ狂道化師」

 『ズズズ』

 「なんだ?」


 槙島がそう言うと、その背後に黒いモヤのようなものが現れる。


 『おいおい冬夜よ、こりゃあまた格別の獲物だなぁ、上位魔族だぞこいつはぁ』

 「ああ知っている、今回は2人でやろうそれが良いよな?」

 『ああいいなぁ、こいつを狂わせてやろうぜぇ』


 槙島はスキル解析により、サタンのレベルを把握している。

 レベル190を1人で相手にできると思えるほど槙島も奢ってはいない、故に狂道化師との連携が必要なのだ。


 「ふっ、まったく攻略者とは怖いもの知らずの連中よ、そんなものと契約するとは」

 「はは、まぁ貴方達みたいなのを相手にしてますからね、こっちも必死なんです」

 『ズドォン』


 その時、2人の近くにあった壁が爆発した。


 「あ?なんだよこれ」


 壁を破壊し現れたのは神宮寺だった。

 その姿を見たサタンの昂りは最高潮になる。


 「ふ、ふはは、ふっはははは、今日はなんて日だろうな、強い攻略者でボルテージを上げさせてもらいメインディッシュも現れるとは、なぁ神宮寺よぉ、そう思うだろぉぉ!!」


 サタンは神宮寺を見てそう叫ぶ。

 しかし神宮寺の視界に1番に映るのは、仲間の姿だった。


 「おいおい、雑魚崎よぉ何倒れてるんだ?早く立ち上がれよ」


 いつものようにダル絡みをしつつ、神宮寺は倒れている柴崎の元へ行く。


 「……」


 しかし柴崎に応答はない。


 「おい、起きろよ柴崎……」

 「やめておけ神宮寺、大丈夫だ今はまだ生きているよ、だから俺とやろう神宮寺、あの時みたいに」


 そう話すサタンは昂りのあまり目が血走り、筋肉は膨張していた。

 その時、神宮寺の視界にサタンの欠損した右腕が視界に入る。


 「なるほどな、お前はちゃんと仕事をしたみたいだな、よくやった柴崎」

 『ポン』


 そう言って神宮寺は倒れている柴崎の肩を叩く。


 「おいそこのクソ魔族とクソ島、お前ら覚悟しろよ今の俺は俺史上最強だ」

 『ゴウッ』


 そう話し神宮寺は神炎を纏う。


 「ふははは、それはまたまた気が合うな神宮寺、俺も俺史上最強だ!!」

 「まったく単細胞しかいなんですね」

 『おいおいなんだよこれぇぇ、最高じゃねぇのよぉ、早く始めようぜぇ殺し合いをよぉ」


 神宮寺に呼応してサタン、槙島、狂道化師もボルテージを上げ、ここに最強格3人同士の戦闘が始まるのだった。


 

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