表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は君を必ず助ける、お金から。  作者: パパスリア
 
22/55

22話 救いの天使あいちゃん

 僕は身勝手で、傲慢(ごうまん)で、無力、そして愚か者。

 (ゆき)の現実を(さら)け出し、傷つけ、何も変わらないと言う絶望を突きつけた。

 ぶるぶるぶる、・・・ぶるぶるぶる、・・・ぶるぶるぶる。

 (ゆき)が、べとべとの僕の服から出しといてくれた、スマホのバイブが動いた。

 テーブルの上に置かれたそれを取りに行くと。

「早く取るですぅ、バカ(のぞむ)

「あいちゃん」「うっ、うっ、うっ、あい、ひっぐ、裏切り者」

 僕はスマホを手にした。べとべとしてるので、タオルの端で拭いた。

「あいちゃん泣いてるの」「シンクロしてるからですぅ。一つだけあります」「何があるの」

「うーうっ、うらぎり・・・うーうっ、ものーぉーっ。お米とお(つゆ)とお(なか)に、うーーーうっ、存在をばらしてやるぅーーぅっ」

「なっ、何って凶悪な事を言うですかぁ、まだ対抗策が完全じゃないですぅ」

「だから、助けてあげるですぅ」「「えっ」」「あいちゃん、方法あるの」

「但し、条件があるですぅ」「何でもする。(ゆき)を救えるなら、何でも」

「のぞむぅ~~~~ぅ、ひぐ」(ゆき)が、ベットを下りて飛び付いて来た。

「早く教えて」「先に条件ですぅ」「何、早く言って」「この喰いつきは、何ですかぁ」

「早く早く」「常に(ゆき)とシンクロしたいですぅ」「(ゆき)」「別にぃ・・・いいけどぉ」

「じゃぁ教えます。(のぞむ)が働いてぇ、(のぞむ)だけが、(ゆき)といちゃいちゃすればいいんですぅ。シンクロして、(ゆき)の卵の管理と(のぞむ)の仕事のスケジュール管理を私が助けますぅ。学校があるので、夏休みの時ほどではないですが、この前、時給が上がったので何とかなるですぅ」

「僕やるよ、働く」「信じていいのぉ、(のぞむ)だけ見てたらいい」

「あいちゃん、本当に出来るの」

「今のバイト先、私と(のぞむ)のコンビは優秀ですぅ。毎日、働く事になりますがぁ、毎月一回デートが出来て、お泊まりが出来ますぅ」


「それって、ひっぐ、単身赴任の夫の帰りを待ってる、ひっぐ、うっうっ、奥さん見たい」

「事実婚ですぅ。私が卵管理をするから、もうお薬も要りませんよぉ、その分を家計に回せますぅ」

「その」(ゆき)が真っ赤かになる。「副作用は気にしなくていいですぅ」

「ゆ~き~、僕は働く、もう他の誰にも触れさせない」「有難う」ちゅっ。

「私、(きたな)いけどいいの」「(ゆき)は、可愛いよ」「ちょっと」「(ゆき)は綺麗だよ」「ねぇ」

(ゆき)は素敵だよ」「のぞむ」どさぁっ。「~~ん、ぅ~~ん」

「でも、今日は帰ろ、お薬、飲んでるんでしょう」「言ってる事と合って、ふっむうぅ」

 それからちょっとだけ、可愛い(ゆき)堪能(たんのう)してから、大慌てでチェックアウトした。

「もぉ~(のぞむ)、結局、こうなっちゃうのね」「嫌なの」「嫌っ、…じゃい」

「あいちゃんまだのびてるね。エラーは出てないけど」


 僕の自転車には荷台がない。更に残念な事にハブステップもない。

 (ゆえ)(ゆき)を乗せてあげられない。だから二人で並んで駅まで歩いている。

「お巡りさんが来たよ」

「なっ、何をきょどっているの、もう私達は夫婦みたいなものだから、堂々としてなさ」

「そうかな、じゃぁ」ちゅっ。「うぅぅぅっ」

「ちょっとそこの二人」お巡りさんに呼び止められた。

「君たち、学生」「はぁーまぁ」「学生証ある」「ありませんけど」

「住所と氏名は」「個人情報を教える事は出来ません」

「捜査に協力するのは国民の義務だよ」「可愛い私の住所を調べてどうするつもり」

「あーっ、もういいよっ。あんまり目立つ事しないでね。はい、気を付けて」

(ゆき)可愛いから目立つのかな」「じゃっ、じゃぁ~、私は電車だから」「うん」「待ってっ」

「何どうしたの」「・・・あの、番号と、ID」

「ぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおやったあああああああーーーーーーーっ」「ちょっ、(のぞむ)

 駅前で、凄い注目を浴びた。

 けど、僕はやっと(ゆき)の携帯番号とIDと苗字をゲットした。

 神楽坂(かぐらさか) (ゆき)、僕の携帯に女の子の名前が入った。そして無茶苦茶(むちゃくちゃ)可愛い彼女が出来たっ。

 それからあいちゃんが復活して、帰り道は2時間半で帰ってこれた。

 でもやっぱり汗だくだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ