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第八話

待っていてくれた方々誠に申し訳ないです。実に五か月近くも待たせてしまいました。久々の執筆で書き方やストーリーが若干おかしくなっているかもしれません。それでもまぁ読んでやろうという方々はこれからもゆっくりと更新しますのでよろしくお願いします。

「今日は頼りにしてますね!」

俺の一日は麗華のこの一言で始まった。


———もちろんこの世界にもお金の概念は存在する。例えば銅貨百枚で銀貨一枚、銀貨千枚で金貨一枚といったくらいだそうだ。基本今暮らしてる街が一番物価が安いらしくにぎわっているそうだ。


そして本題はここからなのだが、俺はこの世界に来た日にいつの間にか怪物を倒している、その時にドロップ品的な感じでお金を僅かながら持っている、しかしこれから生活するのだとしたら心もとないどころではない。ではどうやってお金を稼ぐかなのだが一般的には商人になるか、製造職につくか、そして最後に冒険家になりギルドに加盟しクエストをこなすか、らしい。俺は先日ギルドに加盟したため自ずと冒険家になるしかない。


そして今俺たちは掲示板の前で唸る羽目になっている。ギルドにも階級があり、下からCランク、Bランク、Aランクとなっているそうで、ある程度の実績がないと上には行けないそうだ。というわけで俺たちは雑魚クエストばかりが転がっているCランクの掲示板を見ているのだ。

「うー、俺この前でか物倒したじゃんかー」

「でもあの時蒼真さんまだギルドに加盟してなかったじゃないですか、諦めてください。」

「そういう麗華こそまだCなのかよ」

「なに言ってるんですか、私はこれでもBですよ!」

ポケットからBランクを指すギルドプレートを嘲笑に似たなにかとともに出してきた。くそぅ…

「……てことはいま俺のランク上げを手伝ってくれてるのか?」

「まぁそうなりますね。」

案外面倒見いいんだな。たまに子供っぽいところもあるけど。

……そういえばさっきから一つだけ無視してるクエストがあるな。

「なぁ麗華、この道場訓れn「ダメです」

「いや、あの麗華さん?」

「絶対だめです。」

「でもこれスキルを特訓するだけで報酬もらえるんだぜ?」

「蒼真さんきちんと二刀流扱えてたじゃないですか。」

「そうはいってもだな……」



・・・しばしの静寂ののちに

「はぁ…わかりました。じゃあ私と剣術で摸擬戦しましょう。それで勝てたら受けてもいいですよ。」

「でもお前魔導士だろ?剣術なんてできるのか?」

麗華の考えが読めない俺は慌てて聞いた。

「少なくともあのクエストで『剣術』を教えてくれる老人よりは強いですよ、それとも魔導士に剣で負けるのが嫌なんですか?」

僅かながら麗華の声が怒気をはらんだ気がした。

「俺は相手が女の子だろうと容赦はしないぞ。」

この世界において俺は剣士なのだ。負けるわけにはいかない。

「そうでなくては困りますよ、じゃないと倒しても面白みがないですからね、それに蒼真さん明後日にはこの国の王様と決闘するんですもんね。」

フフッと笑いながら麗華はそう答えてきた。やっぱりさっきのは俺の幻聴だったのだろうか?

「ではフィールドに行きましょうか!」

ぼんやりと考え事をしていると麗華の元気な声が聞こえてきた。



「ではルールはこのフィールド内でどちらかのライフが尽きるまででいいですね?」

「あぁいいぜ。」

俺たちはあの後ギルドに戻り仮想戦闘室バトルフィールドに入室した。


麗華曰く、仮想戦闘とは自分自身のアバターを五感をシンクロさせて操り戦ういわばVRゲームのようなものらしい。もちろん仮想戦闘ではライフがなくなっても死にはしない。だが五感をシンクロさせるため僅かながら痛みも存在するらしい。

それにしても麗華の考えがまるで分らない。お互いに武器を背中から抜き放つ。俺は二本の剣だが、それに対して麗華の武器は、

「んなっ竹刀だと!?」

ますますわからない!!?確かにこの空間において武器は破損、切断による消失ロストはないがなぜ…

そこまで考えてから一筋の可能性が頭をよぎった。それと同時に一筋の勝機も見えた。

「どうしたんですか蒼真さん戦う前から諦めるんですか?」

今の俺の行動麗華からしたら確かにそう見えるだろう。なぜなら俺は剣を片方投げ捨てたからだ。

「いいや麗華俺はいたって真面目だぜ。」

そう告げると受け身の姿勢をとる。昔俺が通っていた剣道の道場はかなりの自己流でどちらかというと『実戦』向けだった。それが今になって役に立とうとしているとはなんとも微妙な心情だ。


「それでは行きますよ。」

麗華の落ち着いた声、型はやや上段。初撃は頭を狙ってくるだろうと予想しやや重心を落とす。

そばのタイマーを見るにあと数秒で始まる。初撃の読みが違っていたら?と一瞬思ったがすぐにその時はこちらも手を変えればいいという結論に達した。


『戦闘開始』というアナウンスの直後数秒で俺は日ごろの自分の考えの甘さを悔やんだ。

追記、作者は剣道をやったことがないのでおかしな点も多いと思いますが、その場合はご指摘いただけるとすこしは改善できるように頑張ります。

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