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オンラインで間違って最弱な鬼を選んでしまった件  作者: あるすれっと
クイーンクエスト またの名を 糖党撲滅大作戦!
90/104

11-1

息を潜め、バラバラに散る俺ら。


こちら5人に対し、敵は複数。


大型は3体ほど。


少しばかり厳しいが、急いで倒すとしよう!!


ーー皆様少し遅れてこんにちは。


現在敵との立ち回りを絶賛考え中のショウでございます。


幸いにも身体強化光主(ライトロードストレングス)の効果は切れていない。


それにいつものメンバーでの行動だし、まぁ何とかなるだろう。


という訳で初見必殺で頼むぞ、シーメル!


「りょーかい、『フレイヤ』フルファイヤ!!」


敵の集団の前に現れたシーメルは、今装備をしている巨大機構の全弾薬を射出。


あっという間に、フィールドは爆炎で包まれた。


しかし先程の様子を見るに、大型エネミーは耐え切っているだろうな。


ダメージはそれなりに負っているものの、って感じで。


……逆に言えばある程度削れている事になるから、強技一発で倒れる可能性がある。


事前に打ち合わせしていた通り頼むぞ、みんな。


重力衝撃(グラビティーインパクト)!」


「風狼の(ライガエアファング)!」


「秘剣、焔ノ陽炎」


宇佐美様、武器を持ち替えたシーメル、そしてミーシャさんがそれぞれ技を放つ。


一体は重力により押し潰され。


一体は風の狼によって斬り刻まれ。


そしてもう一体は炎を纏った紅の刀身が、敵を塵一つすら残さず燃やし尽くした。


「それじゃあ各自、急いで飛行船の中に浸入して!」


シーメルが俺らに向かって大きな声で叫ぶ。


爆炎や爆音が響いていたから、間違いなく気付いているはず。


と言うか、そうじゃないとこちらとしても困る。


敵がいる事が判明、空へ逃げると言う流れが理想。


地面にいると湧いたエネミーが増援となってしまう。


弱いから問題ないが、それがたくさんだと面倒な事になる。


出来るだけ時間をかけず速攻で、糖党メンバーを見敵必殺、エイレを救い出す。


これが今回の目標だ。


ただのNPCに構ってる時間なんか無い。


なお糖党全倒しは皆の総意である。


前々からうざったいというのもあったし、何より仲間を拐っている。


俺らの琴線に触れた、まさしく万死に値する行為だ。


俺も多少怒ってるし。


「ショウ、急いで。飛行船出そうだから!!」


「分かった!」


俺は離陸準備を始め、入り口を閉めようとしていた飛行船に、滑り込むような形で浸入した。











「全員いるわよね?」


「宇佐美います!」


【ナビ子も健在です】


「俺もいるぞ」


「…………」


浸入した俺らは、いったん集合。


簡単に打ち合わせをする前に、人数確認をする話になったのだが、唯一返事をしないミーシャさん。


勿論いないから、というわけでは無い。


完全に笑みが消え、歴戦の兵士の表情をするミーシャさん。


おそらく護るべき対象が誘拐されてしまったからだろう。


責任とか怒りとか情けなさとか。


きっと子どもの俺には分からない複雑な心境なのだろう。


「時間ないから進めるわ」


シーメルが咳払いをしてから話し始める。


「最初にちょっと言っていたけど、最優先事項はエイレの救出。もしできたらこれに連絡頂戴」


そう言って全員に渡したのは無線機だった。


「必ずイヤホンはつけておくこと。もしピンチの際にも使っていいから。これを使って連携していきましょう」


俺は早速イヤホンをつける。


うん、音も大丈夫そう、使えそうだ。


「後は各自それぞれに暴れて殲滅して。勿論飛行船は落とさない程度によ。……奴らに私たちの恐ろしさを味合わせてあげましょう」


ーーこうして各自行動を開始した。


正直ミーシャさんが不安だが、リティルがついて行ったから大丈夫だろう。


俺は俺のできる範囲でやっていくとするか。


「エイレ救出、敵全滅をってな!」


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