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なんとなく、エントリー ー三年の春、まだ何者でもない僕らはー  作者: 春凪とおる


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第十話 これから

通知は、夜に来た。


「……」


部屋で一人。

スマホを見る。


——選考結果のお知らせ


「……」


少しだけ、間を置く。

開く。


『この度は——』


読み進める。


「……」


最後まで読む。

画面を閉じる。


「……そっか」


小さく言う。


ベッドに倒れる。

天井を見る。


「……」


うまくいったかどうか。

それは、もう終わったことだ。


「……」


少しだけ考える。


最初のエントリー。

白い志望動機。

雰囲気。

空気。


「……」


気づけば、


前よりちゃんと話していた。

前よりちゃんと考えていた。


「……まあ」


小さく笑う。


「悪くなかったな」


スマホを手に取る。

新しいエントリー画面を開く。


まだ、終わりじゃない。


「……よし」


今度は、

少しだけ迷って、

でも止まらずに、

指を動かす。



——エントリー


送信する。


「……」


静かな部屋。


でも、

前とは少しだけ違う。


「……まあ、なんとかなるか」


小さく呟く。


今度の“なんとか”は、

前より、少しだけ中身があった。

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