第九幕 商業都市ブルースタリエ
「因みに個人のステータスもこれで表示出来るんだよ。流石に自分のステータスは数値まではっきり表示されるけどね」
そう言うと暁美は表示を自分のステータスに切り換えた。
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【ノナカアケミ】
【クラス】Lv.6
【冒険者】Lv.6
【総合】Lv.12
HP : 230
MP : 550
STR : 10
INT : 65
LUK : 23
DEX : 21
AGI : 17
クラス : フレイムマジシャン
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やはり、魔法使い故にMPとINTが高い。
そして一つ気になったのが...
「何だ、このクラスレベルとか冒険者レベルとか総合レベルって言うのは」
「まぁ、それは後々教えてあげるけど、それよりも...」
すると、暁美は俺を見るや否や、こんな事を言い始めたのだ。
「私の見せたんだからアンタのも見せてよ。そうじゃなきゃフェアじゃないでしょ」
うっ...
その流れはまずい。
何て言ったって俺はーーー
【アンノウン】なのだから!!
「い、いや...俺の見た所で何も面白くないぞ?」
「面白い面白くないの話なんてしてないじゃん。私の見せたんだからアンタのも見せてって言ってるのよ」
「フローズンマジシャンだよ。一次職の魔法使い」
「そんなのさっき聞いたわよ。って言うかアンタ女の子のプライバシーは覗いておいて自分のは見せないって言うの!?」
「いや、見せてきたの暁美の方じゃ...」
「御託はいいから早く見せなさい!!」
と、あまりにもしつこいので、観念した俺は仕方なく開示する。
まさか、こうも早くバレる事になるとは思わなかった。
それだったらいっそ、さっき本当の事言うべきだったと後悔した帝斗なのだった。
「わかった...わかったよ...ただ、見て驚かないでくれ...って言うのも無理な話か。とりあえず他言無用で頼む」
そう言って俺は自分のステータスを表示した。
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【ソノダテイト】
【クラス】Lv.Unknown
【冒険者】Lv.Unknown
【総合】Lv. Unknown
HP : Unknown
MP : Unknown
STR : Unknown
INT : Unknown
LUK : Unknown
DEX : Unknown
AGI : Unknown
クラス : Unknown
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「...は?なによ...これ」
「俺も詳しい事は分からないんだ。ただ、【アンノウン】は自分が直前に想像したスキルを撃てるらしい」
暁美は未だ自分の目を疑っているのか、目をゴシゴシ擦ってもう一度見直す。
「こんなステータス...見たことない...さっきアンタが頑なに見せようとしなかったのって、そう言うことだったのね」
「あぁ、見せて混乱させるのもあれだと思ってな。だからフローズンマジシャンって事にして押し通そうとしたんだ」
すると、スライムなでなでに飽きたのかアスタリアが此方へ向かって歩いてきた。
「だから言ったじゃないですか、その内バレますよって」
そう言ってベチャベチャな手で俺に触れようとするアスタリア。
「やめろおおおぉぉ!!その手で俺に触るなあぁぁ!!」
自らの危険を察知した俺はすぐさまそこから逃走した。
その光景に「何やってんのよあんたたち...」と、ため息をつく暁美。
そんなこんなで気付いたら俺達は目的の場所にたどり着いていたのだ。
広大な草原の先に大きな商業都市が構築されている。
『ブルースタリエ』その対面側は海が広がっていた。
街を警備している兵士達に軽く会釈して入ると、商業都市なだけあって人が多く賑わっており、海側には商船があるのか、ボオォォ...と汽笛が街全体に響き渡る。
そんな人混みを縫うようにして暁美に案内されながら俺達はギルドを目指して歩く。
そしてたどり着いたギルドは木造二階建ての如何にもらしい西洋風の外見だった。




