目次 次へ 1/4 プロローグ 苦悶に耐えるが耐え切れず漏れる声、吐き気を催す様な血の臭い。 そして壁中に広がる血飛沫。この世に天国なんてものは存在せず、あるのはただただ耐えるしかない苦痛の連続の地獄。そこに男は笑いながら少女に囁く。 「ようこそ天国へ」 ここは地獄の方がまだマシだと言わんばかりの部屋だった。 希望は「誰かが助けに来るかもしれない」という少女の淡い願い。 しかしそんな少女の願いを打ち砕くかのように、現実は誰も助けには来ない。