表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は病弱令嬢 王子様は悪役令嬢を囲いたい  作者: 白まゆら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/41

二人の視点(レオドラン&リリアナ)

 何だ、この可愛い生き物は……。

 自分の事を貧相な恥ずかしい娘だと思っていたなんて。この天使と見間違える程の美貌を持つ少女が、ありえないだろう。

 だから色々と努力していたのか。家族にとって自分が恥ずかしい存在じゃなくなるように。ああ、なんて健気なんだ。

 母上の言うように出会って三か月以上も経つというのに、そんな勘違いに気付かせてあげられなかったなんて、本当に不甲斐ない。

 けれど、俺を意識してくれた後の、この可愛さは何だ? 反則だ! て待てよ。

 こんな無防備かつ可愛い姿、他の奴らの目に入ったら頭からパックリ食べられちまうぞ。まずい、ますますリリの周りを厳重にしなくてはいけない。

 いっその事、城に住まわせたい。俺が二十四時間傍にいて守ってやりたい。王族権限フル活動したい。

 ……けど、そんな事しようものなら、確実に怯えられるよな。我慢、我慢だ、俺。

 取り合えず俺からつけたユーリック家の警備、倍に増やすか。



 お・驚いた。

 私が本当に可愛かっただなんて……皆、気を使ってくれているものだとばかり思っていたわ。

 でも、殿下も王妃様も可愛いと仰って下さった。

 王妃様はお母様とそっくりだとも仰って下さっていたわ。確かにお母様はお可愛らしい容姿だわ。そんなお母様に似ているという事は、嘘じゃないという事。

 お父様も素敵だし、お兄様もリクルも整った容姿をしている。じゃあ、私も? 皆より劣るかもしれないけれど、少し自信をもっていいのかしら?

 それに殿下……レオン様。

 レオン様ははいつも私を可愛いと仰って下さっていたけれど、本気だったの? あのプロポーズは本当で、本当に私を思って下さっていたの?

 あの素敵なレオン様が……。

 わ・私だって自分の事は分からないけれど、人の美醜ぐらいは分かっていたわ。だからレオン様が、信じられない程お綺麗な方だって事ぐらい分かる。

 そんな方が私を本当に婚約者として望んでくれている?

 でも、でも、レオン様は兄と同じ年で十六歳で、私はまだ十歳で、そんな本気なんて反対にいけないんじゃないの? あ、でもこの国では一桁の年で婚約する方は沢山いて、年の差なんて親子ほど、もしくは孫ほど離れている方達もいて、六歳何てたいした事じゃないのかな。

 でも、でも、あんな素敵で優しい人が、病弱で家に引きこもっていた私を何で? どうして?

 私を望んでくれている気持ちは良く分からないけれど、揶揄ってはいないんだよね。だって、凄く優しい人だから。

 私が緊張するといけないから極力、人に会わないようにしてくれたり、疲れないよう休むように促してくれたりして、いつも私の事を気にかけてくれる。

 そして以前も感じていたけれど、レオン様は兄とは古い友人。花弁の方だという確率は高い。

 そうだったら私は……やだ、どうしよう。凄くドキドキしてきた。

 熱なんかないのに、顔まで熱くなってきちゃった。

 こんなこと考えてて、次会う時どうしたらいいんだろう? どんな顔したらいいの?

 今日はいつもと違う温かい動悸で、眠れないかもしれない……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ