第四話「討伐する者される者」②
黒冠馬が牽く馬車に乗り、碧雲隊第五分隊の四人は揺られていた。
目的地は帝都から比較的近いとはいえ、丸一日近く乗り続ける必要がある程度には距離がある。座席は革張りで綿が詰めてあるため座り心地は悪くないのが救いか。しかし、寝るために横になる空間は床にしかないため、遠乗りには快適とは言い難かった。
何よりの天敵は退屈である。体を動かすことはできず、できることと言えば本を読むことくらい。そんな状況で一番最初に爆発したのは、本の読めないオウカだった。
「ヒノスバ隊長」
「なんだ」
「何か面白い話してください」
「お前、俺は仮にも上官だぞ。なんだその雑な話の振り方」
「ルヴィケスさんは言ってました。【独立命撰特務】は入ってしまえば横並び。小隊長以外には気を使う必要はないと」
「……ああ、そう言えばお前はルヴィケスさんが無理矢理ねじ込んだんだったな。いいか、忠告しておくが、ルヴィケスさんの言うことを真に受けるな。あれは一歩間違えれば捕まりかねない詐欺師もどきみたいなものだ。いや、来年には捕まって投獄されているかもしれん。味方だとは思うな。くれぐれも注意しろ」
オウカは一応庇おうとして、即座に諦めた。オウカは自身の経歴を真っ白だと思ってはいないが、ルヴィケスのそれとは比べるべくもなく。あれを見習うな、という忠告には、素直に頷くしかない。なにせ、親切な顔をして押し付けてきた録音機の内容が禁書の内容だったのだ。犯罪である。
メディエもヒノスバの言葉に同調して頷いた。ファウーゼは心情的には否定側に回りたかったが、一年の間に聞かされたルヴィケスの悪行集から、なんとなく自身の剣の出所に気づいていたため、止めておいた。
それを少し意外に思ったのはヒノスバだ。
「オウカとファウーゼはともかく、メディエもルヴィケスさんのことは知っているのか? お前はスンダッギさんの推薦だったはずだが」
「形式上はそうですし、最初に俺を見つけたのもあのじいさんすけどね、俺を実際に嵌めたのはあのおっさんなんすよ。だからあのおっさんが犯罪上等で人を嵌めることになんの躊躇いもないってことは嫌ってほど理解してます」
嫌そうな顔でそう答えるメディエに、ヒノスバは目を丸くし、そしてくつくつと小さく笑った。
普段からしかめっ面のヒノスバが笑みを浮かべたことに意外な顔をする他の三人。ヒノスバは懐から携帯食を取り出して齧ると、その疑問に答えるために口を開いた。
「まあそう悪しざまにばかり語るな。つまりは、ここの四人は全員ルヴィケスさんと縁があるわけだ」
「全員いうことは、分隊長もどすか?」
「そうだ。俺もまあ、ルヴィケスさんにしてやられた側だな」
目を輝かせる。全員興味があるようだった。
ヒノスバは水筒から水を一口飲んで喉を潤すと、膝に肘をついてにやりと笑った。
「丁度いい。暇潰しに身の上話でもして親睦を深めるとするか。お前らも話す内容まとめてとけよ」
「わーい」
「俺もすか」
「うちの話はあんまり気分のええ話やおへんけど、それでええんなら」
思い思いの反応を示す三人を眺めつつ、ヒノスバは静かに語りだした。
ヒノスバは帝都の中流階級の生まれ。そこそこ繁盛している武具屋に生まれ、鎚が鐵を叩く音を聞きながらすくすくと育った。両親の仕事の都合上、幼い頃から名のある戦士とも交流があり、物心つく頃にはもう槍を振っていた。親としては槍よりも鎚を振ってほしいとの思いはあったようだが、三男坊であることもあり、何かを強制されることもなかった。
七歳、街の空き地で槍を振る。十歳、家塾に通いつつ、空き時間には友人とちゃんばらを。十三歳、家の手伝いの傍ら、道場にて汗を流す。十六歳、御前試合に備えて大特訓。
「まあ御前試合は普通に負けたんだけどな」
「あらまあ」
「まー……あれで本大会に出れるのは普通に化け物っすよね……。帝都の枠が一番きついって聞きますし」
苦々しい顔をするメディエ。それにきょとんとした顔で問うのはオウカだ。
「御前試合の参加者ってそんなに凄いんですか?」
「オウカは参加しなかったんだったか。この非国民め」
「形だけ参加してすぐ降参する組が全体の半数らしいですよ。なら最初から参加しない方が良いと思いません?」
「その形だけを怠るとルヴィケスさんみたいになるんだよ。肝に銘じろ」
「あっはい」
オウカは素直に頷き、何かに気付いたようにファウーゼの方を見た。
「でも、その割には御前試合から入ってる人ってあんまり多くないですよね。【独立命撰特務】の半数くらいじゃないでしたっけ。あれっ? ってことはファウーゼさんってすごい人なんですか?」
「そないに大したもんやあらへんよ。たまたまうちが追跡者を確保したかったらしゅうて、運が良かっただけ」
謙遜するファウーゼ。ヒノスバはそれを即座に否定する。
「なわけないだろう。まだ十九だってのに片腕で俺と打ち合ってくるんだぞ。天才はこれだから困るんだよ」
「御前試合から入る人が少ないってのは、団体戦だからってのもあるだろうなー。あと、やっぱり十七歳だとまだ若いし、完成度って意味だと年上の方が高いから、そっちを取りたいってのもあるかも」
「そういうことだ。名目上、【独立命撰特務】ってのは帝国で最強の百人だ。才能の原石を取って育てて、なんてのは余程の余裕がないとできない。しかし、十七歳の時点で完成している才能なんてのは帝国広しといえど片手で数えられるほど。だからこそ開拓者組合は任命挑戦権なんて権利を組合員に与えてるんだし、帝国軍は二十歳時点で希望者は仮退役できる」
いずれも、任命規定――職に就いていないものしか任命できないという規定に対応するための制度だ。十七歳の御前試合での任命は掴めずとも【独立命撰特務】への夢を諦められない者に、技術が成熟したころに再度挑戦するための制度。
メディエは疑問を浮かべる。
「で、その後どうしたんすか? 開拓者やってたようには見えないし、軍隊入ったわけでもないすよね?」
「いや。帝国軍に入った」
その答えに三人は意外そうな顔をした。なぜなら、軍から任命される人間は制度上可能ながらもほぼ皆無だということを知っていたから。
その疑問に答えるため、ヒノスバは再び語り始めた。
軍に入隊すると決めた時点で、ヒノスバは【独立命撰特務】への入隊は既に諦めていた。理由は、ほぼ不可能だからという単純な理由。職業訓練校に入って一年後に再挑戦したり、開拓者組合に入って腕を鍛えるという手段もなくはなかったが、ヒノスバはどちらも選ばなかった。腕に自信がないわけではなかったが、堅実に生きようと決めたのだ。その当時交際していた恋人のために。
その判断が功を奏したか、新兵の中では要領が良く、比較的腕も立ち、そこそこの教育も受けていると言うことで、ヒノスバは上官に期待されていた。貴族たち士官候補生ほどではないにしても、地道に経験を積み、ゆくゆくは下士官にと可愛がられていた。
しかし、順調なときこそ悲劇が起こる。
まず、入隊して一年、十九になったばかりの頃に、恋人を奪われた。相手はヒノスバと対立していた士官候補生。めきめきと実力を伸ばすヒノスバが気に入らないという理由で、財力と権力と美貌を存分に奮われ、寝取られた。
これにより、ヒノスバは半年もの間人間不信に陥る。
「おうこらメディエ。笑うな。おい」
「すっ、すっ、すみまっ、ぷぶっ」
「ファウーゼ、オウカ。お前らもだ。お前らには人の心とかねぇのか」
「……ふぅっ、失礼しました。持病の腹筋痙攣が出てしもたみたいで」
「その、見た目によらず繊細なんですね。ちょっと意外過ぎて大爆笑です」
「酷い話だとは思わないか? そんなに笑える話か?」
三人は一斉に首を振った。
「惚れた腫れたなんてのはよくある話でしょ。どんだけ一途なんすか。別に操を捧げてたわけでもないすよね」
「いうても、結婚も婚約もしてへんいうんやったら法的には自由やと思いますわ。さっさと首輪かけへんかった分隊長の甲斐性なしが仇になったんちゃうですか」
「純粋過ぎて可愛いです。金も権力も顔も男気もある相手に惚れられたなら女として靡くのはしかたないことですよ。というか本当になんでさっさとこまして孕ませなかったのでしょう。そうしたら相手も覚悟を決めるでしょうに」
「わかった。俺が悪かった。別に笑っててもいいから聞け。話を続けるぞ」
軍隊で話せば、士官候補生の奴等は本当に糞、という空気になる話。それを予想外に笑われ、ヒノスバは少しばかり傷付いた。だが、そうした態度を出せばこの恐れ知らずの部下たちに更に弄られる。そう思ったからこそ、ヒノスバは話を次に進めた。
傷付いたヒノスバを支えてくれたのは小隊の仲間だった。その中でもとくに世話になったのは小隊長のハンカーだ。
ハンカーは直接ヒノスバの話を聞いたりはしなかったものの、通常ならばあり得ないほどの配慮をした。体調がすぐれないとなれば理由も聞かずに休暇を与えて、ことあるごとに部下を労うと称して飲みに連れ出した。しかし、故意に規則を破った際には容赦なく他者と同じ罰を下し、理由なく怠けようとした際にはそれを的確に嗅ぎ分けて叱りつけた。少しだけ優しく、しかし、基本的には公正に。そうした大人の対応は、卑屈になっていたヒノスバを少しずつ矯正していった。
しかし、何よりヒノスバを惹きつけたのは、ハンカーのその強さだった。筋力も、体力も、技の冴えも、ヒノスバの方が上だった。しかし、なぜか一対一だとハンカーには勝てなかった。それがハンカーの操る帝国軍式斧槍術にあると思ったヒノスバは一からそれを習いなおしたが、それでも勝てず。いつしかヒノスバはハンカーの後を追っていた。
そうして順調にヒノスバが立ち直っていくと、再び現実は牙を剥く。
「あれは酷い戦闘だった。いや、作戦自体は簡単だったんだ。ちょっとでかくなり過ぎた盗賊団をぶっ潰すだけ。実際すぐに終わった。だが、その後に遭遇しちまったんだよ、一級殲滅指定種と」
発見次第殲滅すること。しなければ逆にこちらが滅ぶ。そう扱われる種族の中で、一級に指定される蟲の大群が、作戦行動中のヒノスバたちを襲った。
遭遇当初、ヒノスバたちはハンカーの指揮の元それらの駆除に当たった。だが、運悪く発見が遅くなったその蟲の大群は大きくなりすぎていて、ただの小隊の手には余る災害となっていた。
ハンカーの判断は早く、正しく。即座に撤退を指示した。それの発生を伝えなければ、それこそ国が傾く可能性があるからだ。
だが、付近の村への被害を想像してしまったヒノスバは撤退を拒んだ。
「その結果がこれだ」
そう言ってヒノスバは自身の金属製の顎を叩いた。
無数の虫を叩き潰しつつも、体の各所をその名の通り蟲食まれ、露出した舌がだらりと喉に垂れ下がるほどの負傷をしたヒノスバを救ったのはハンカーだった。ハンカーはヒノスバの顎を鐵の食器で支え、魔術師の援護を貰いながら見事に撤退した。結果、小隊のほぼ全員が生存した。
――自身の負傷を一切顧みなかったハンカーを除いて。
「報告を受けて動いた別の部隊により無事にその蟲たちは駆除された。被害も、うちの小隊が頑張ったおかげか少なかったらしい。馬鹿な判断で小隊を危険にさらした奴も、こうして生きてる。治療魔術がちょっと荒っぽかったせいで、顎は金属製になっちまったけども」
ヒノスバが動けるようになったのは、既にハンカーの葬式が行われた後だった。そのせいか、ヒノスバには全く実感がわかなかった。自分が目標にしていた人がこの世を去ってしまったことに。実の両親のように、厳しく、優しく、頼りになる男と、もう二度と会えないことに。
その喪失感は形容しようもなく、それを隊の全員が感じていることはヒノスバもすぐに感じた。小隊の更衣室のハンカーの名札を誰も片づけようとはしなかったからだ。まるで、その死を認めたくないかのように。すぐにハンカーが帰ってくると信じているかのように。現実を拒絶しようとしているのを感じた。
それが、丁度ヒノスバが二十歳になった春のことだった。
「まあ言っちゃなんだが、ちょっと動揺しててな。色々とやる気が出なかったんだ。だから、そん時に勧誘に来たルヴィケスさんも邪険に扱っちまった。【独立命撰特務】なんぞに興味はないって」
「あっ、やっと出てきましたねルヴィケスさん」
「そう言えばそういう話だったわ」
茶々を入れる新人二人を無視し、ヒノスバは続ける。
「知っての通り、国軍は二十歳になったとき、一度だけ仮退役が可能だ。【独立命撰特務】の任命待ちのためにな。ルヴィケスさんは俺にそれをさせたかったらしく、頻繁に見舞いに来て、くだらない雑談をして帰って行った」
ファウーゼはそこで興味深そうに口を挟んだ。
「ということは、その時点でヒノスバはんには十分に実力があったっちゅうことどす? ハンカーはん? には勝ててへんみたいな口振りでしたけど」
「そうらしいな。それもあって俺は真面目に取り合ってなかったよ。小隊長にすら勝てない人間が? ってな。それも軍の人間を、そこまでして任命しようとするのか? 何かの罠じゃないのかってな」
そこでオウカが挙手をした。
「あの、その前に一つ質問良いですか?」
「なんだ?」
「なぜ国軍の人間は【独立命撰特務】には来れないのですか? 今まで気にしていなかったので、理由がわからず……」
「簡単な話だ。国軍も【独立命選特務】も管轄は違えど軍務省の一部。どちらも国家の戦力だ」
今一ぴんと来ていない様子のオウカに、ファウーゼが付け加えた。
「要するに、国としての戦力向上も目的としてはるのに、同じ省内で人をうろうろさせても意味ないやろ、て話」
「在野から人を集めなきゃ意味ねーんだよ。ってあのおっさんは言ってた。あと、優秀なの引き抜くと軍との関係が悪くなる」
「ああ、なるほど。ひょっとして、借りを作ったときに逆に引き抜かれる可能性も考慮してます?」
全然常識は知らないくせに、妙なところで勘が良い。ヒノスバはオウカのことをそう評価しつつ頷いた。実際、実力主義なんてものを標榜しているせいで、軍の上の方は常に人が足らない。他国で起こる権力闘争があまり起こらないのも、そもそも人が足りていないせいだなんて分析もあるほどに。だから、【独立命撰特務】の各小隊は自分たちの優秀な手駒を国軍や禁軍に引き抜かれることを常に警戒している。
ヒノスバは頷きつつ、話を強引に戻す。
「まあそんな状況だから、話もまとまるわけがない。あっという間に半年が経過し、俺も軍に復帰した。そんなとき、俺はルヴィケスさんから渡されたんだよ。ハンカー隊長の遺言を」
同時に、汚物を見る顔つきになる三人。三人はルヴィケスの手から出てきたものが本物であるとは到底思えなかった。
苦笑しつつ、ヒノスバは手を振る。
「当時は知らなかったんだよ、ルヴィケスさんがどんな人か。というか一般人は【鐵の篩】が出てきた時点で、それが本物だった時点で、おおおおおすっげええええってなるんだよ。だから俺もそれが偽物だとは気付かなかった」
「やっぱり偽物だったんすね」
「というか、ハンカー隊長も別に死んでなかった」
「あぁ……」
虚を突かれた顔するオウカと、なんとなく予想していたのか楽しそうに笑うファウーゼ。メディエに至っては我がことのように頭を抱えている。その反応の良さにヒノスバは気をよくしつつ、身振りも交えて話す。
「だがまあそれが分かったのは仮退役届けを出した後の話で、親に話したり友達に自慢したりもしていて、色々と手遅れだった。だからこうして受けて、今ここにいる。俺の事情はそんな感じだ」
何か質問は? そう手を広げるヒノスバに対し、少しの間誰も口を開けなかった。
車輪が石畳を噛む音が響く車内で、オウカが遠慮がちに手を上げる。
「あのー、葬式の偽装とかくらいはまあ、あの人ならやりかねないと思うんでけど、ハンカーさんは半年もの間、どこに行ってたんです? ルヴィケスさんがどうにか協力させたとて、半年も軍務をさぼらせるのは現実的じゃないと思うんですが」
「一級殲滅指定種の討伐に大きく貢献したとして、褒賞も兼ねてウィーククィンで休暇を」
ウィーククィン郡はウェイトベオ州の南端にある郡。その中でも海辺に面した町は海流の影響で一年中温暖な人気の観光地である。誰もが知るその有名な地名に、全員の脳内で、羨ましい、という感情が漏れた。
そこから一早く立ち直ったメディエは首を傾げる。
「まあどうやって嵌めたかはどうでもいいんだけど、なんで嵌めたのかの方が俺は気になりますね。聞いた感じ、普通に誘えば別に断らなかったでしょ、分隊長も」
「さてどうかな。俺自身、想像でしか言えんが、ルヴィケスさんによるとあの時期の俺は、ハンカー隊長に心酔しすぎてた、らしい。尊敬するのは良い。憧れるのもいい。だが、心酔して相手に自分を預けきってしまうようなのは駄目だ。ルヴィケスさんはそう言ってたよ」
目の前に自分が騙した人間がいるというのに、悪びれもせずに。その様子を思い出し、ヒノスバは少し懐かしそうに眼を細めた。
客観的に見て、ルヴィケスの判断が正しかったかは不明だ。だが、実際にその後のヒノスバの実力はさらに伸び、現在は碧雲隊の破壊者としては一、二を争う実力となっている。そして、それはルヴィケスからしてみれば正しい以外の何物でもない。
ヒノスバは得意げな顔をしているルヴィケスを想像し、少しだけ苛立ち、少しだけ感謝した。
「まあ、というわけで、この分隊はルヴィケス分隊と呼んでもいい状態になってる」
「嫌なんすけど」
「そう言うな。メディエだって入隊できたのはルヴィケスさんのおかげなんだろう? 多少は感謝したらどうだ」
「感謝はしてますよ。それとは別に恨んでもいるってだけです。複雑なんすよ」
「それじゃほれ、次はお前が話してみろ。その複雑な気持ち、わかってやれるかもしれんぞ」
「えぇー……こういうのは年功序列、ファウーゼ先輩からなんじゃないすか」
「うち十九」
「私は十八歳です。あれ? メディエさんは二十歳じゃありませんでしたか?」
「この天才どもめぇ」
そうして馬車は石畳の道を進み続けた。
若い男女の楽し気な話し声を響かせながら。




