第68話 企業戦士、極光攻略。
本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。
商談は戦闘。契約は勝敗。
その結果は株価として市場に反映されます。
現場、会議、市場——すべてが戦場です。
気軽に読んでいただければ嬉しいです。
北海道。
北方防衛線。
吹雪。
雪原。
アレクセイ・ルクス。
《極光》
その圧倒的な力の前に。
日本側は押されていた。
安間。
重傷。
岡田。
重傷。
羽鳥。
離脱。
それでも。
まだ終わらない。
その時。
雪原を歩いてくる男。
時任明。
戦線復帰。
岡田。
血を吐きながら笑う。
「遅ぇぞ」
時任。
「死んでないなら問題ない」
安間。
少し笑う。
「安心しました」
時任。
戦場を見る。
アレクセイ。
光。
吹雪。
味方配置。
敵配置。
能力発動。
《時間減速》
世界が遅くなる。
勝ち筋。
探す。
そして。
見つける。
時任。
「岡田さん」
「右三秒後」
岡田。
即理解。
「了解」
時任。
「安間さん」
「防衛領域を半径三十メートル縮小」
安間。
「理由は?」
時任。
「後で説明します」
安間。
即実行。
その瞬間。
岡田。
突撃。
アレクセイ。
光。
回避。
だが。
少しだけ。
動きが鈍い。
時任。
気付く。
「そうか」
岡田。
「何だ」
時任。
アレクセイを見る。
「速いんじゃない」
一拍。
「光そのものなんだ」
その瞬間。
通信。
時任。
「アオイ」
別戦線。
水瀬。
「ん?」
時任。
「来てくれ」
水瀬。
「彼氏からの呼び出しじゃないのか」
隣。
ルナ。
「後でな」
水瀬。
少し嬉しそうに笑う。
「了解」
数分後。
戦場。
水瀬到着。
時任。
説明する。
「光を止める必要はない」
「乱せばいい」
水瀬。
ニヤリ。
「なるほど」
能力発動。
《水流支配》
巨大水幕。
北海道上空。
水蒸気。
氷粒。
水滴。
光。
乱反射。
アレクセイ。
初めて足を止める。
「ほう」
時任。
叫ぶ。
「今だ!!」
安間。
《防衛領域》
展開。
岡田。
全力突撃。
時任。
最大バフ。
アレクセイ。
最大デバフ。
日本側。
総攻撃。
岡田。
拳。
ドゴォォォォォ!!
直撃。
全員。
息を呑む。
海北。
「入った!!」
雷堂。
「やったか!?」
静寂。
だが。
アレクセイ。
立っている。
無傷。
岡田。
「……は?」
安間。
目を細める。
「馬鹿な」
時任。
すぐに気付く。
「違う」
アレクセイ。
少し笑う。
「惜しい」
光。
歪む。
身体の輪郭。
揺れる。
アレクセイ。
「光は見える」
一拍。
「だが見えているものが真実とは限らない」
光学防御。
光学偏向。
常に本体位置がズレている。
だから。
当たったように見えた。
全員。
戦慄。
その一瞬。
隙。
アレクセイ。
指を向ける。
レーザー。
ドォォォォォォ!!
安間。
直撃。
防衛領域。
砕ける。
岡田。
「安間!!」
安間。
膝をつく。
血。
吹雪。
帝央最強防衛。
一時離脱。
日本側。
再び動揺。
その時だった。
ミツキ。
戦場を見る。
光。
水。
雪。
植物。
そして。
気付く。
「……あれ?」
光。
水。
植物。
全部揃っている。
ミツキ。
笑う。
「なるほどね」
能力発動。
《森界創造》
北海道。
雪原。
震動。
地面が割れる。
芽。
伸びる。
樹木。
さらに樹木。
巨大樹木。
巨大蔦。
巨大花。
吹雪の大地に。
森が生まれる。
ルスカ兵団。
騒然。
「何だこれは!?」
「植物だと!?」
ミツキ。
笑う。
「光なら」
巨大樹木が空へ伸びる。
「植物の得意分野だ」
水瀬。
笑う。
ルナ。
拳を鳴らす。
時任。
勝ち筋を探す。
岡田。
立ち上がる。
そして。
アレクセイ。
初めて。
わずかに表情を変えた。
「……植物か」
北海道。
吹雪。
光。
水。
森。
企業戦争。
そして。
日本側の反撃が、
再び始まろうとしていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、
情報戦なども含めて描いていきます。
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