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企業戦士戦線(コーポレート・ウォーフェア)  作者: 凡夫 成


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65/71

第65話 企業戦士、侵入。

本作は「企業×能力バトル」をテーマにした物語です。

商談は戦闘。契約は勝敗。

その結果は株価として市場に反映されます。

現場、会議、市場——すべてが戦場です。

気軽に読んでいただければ嬉しいです。


北海道。


北方防衛線。


吹雪。


戦況は悪化していた。


炎城レオ。


イヴァン。


炎と氷。


互いに譲らない。


だが。


炎城は勝っていない。


押さえているだけだった。


イヴァンが北海道全域を凍らせれば。


その時点で。


日本側の敗北だった。


炎城。


巨大な火柱を放つ。


「チッ!!」


「しつけぇんだよ氷野郎!!」


イヴァン。


冷たい目。


「火は消える」


炎城。


炎を噴き上げる。


「だったら消してみろ」


巨大氷塊。


巨大火柱。


激突。


ドォォォォォォォン!!


北海道の空が、


炎と吹雪で真っ二つに割れる。


その頃。


別戦線。


ボリス。


《統率》


発動。


ルスカ企業兵団。


一斉強化。


速度上昇。


筋力上昇。


耐久上昇。


さらに。


後方。


ルスカ医療部隊。


《再生》


《回復》


《強化》


企業戦士たち。


倒しても。


倒しても。


立ち上がる。


雷堂ジン。


「何回倒しゃ終わるんだよ!!」


風見カエデ。


「兵隊じゃない」


一拍。


「兵団だ」


海北。


歯を食いしばる。


港湾社員たちも押される。


東海港湾。


重機部隊。


防衛ライン。


少しずつ後退。


鳥羽。


空から戻る。


息を切らしている。


「ダメです!」


「後ろにもいる!」


ミツキ。


眉をひそめる。


「挟み撃ちかよ……」


その時。


通信。


機島。


「こちら機島」


「原因が分かりました」


五稜郭。


全員振り向く。


機島。


「敵基地に巨大支援システムがあります」


「兵器制御」


「補給管理」


「回復ネットワーク」


「全部そこです」


鳩山。


隣で笑う。


「つまり壊せばいいんだろ?」


機島。


「そういうことです」


その瞬間。


東都。


庶務二課。


秘密作戦開始。


鳩山。


機島。


二人だけ。


吹雪の中へ消える。


《敵基地侵入作戦》


開始。


その頃。


ルスカ基地。


地下施設。


巨大コンピュータ群。


そして。


そこを守る男。


黒い防護服。


緑色の瞳。


不気味な笑み。


ルスカ特殊企業戦士。


ニコライ。


《生体汚染》


細菌。


毒素。


放射線。


生命そのものを侵す能力。


ニコライ。


笑う。


「侵入者歓迎」


その頃。


前線。


岡田。


ルスカ兵団を吹き飛ばす。


ドゴォォォォ!!


兵士十数人。


まとめて宙を舞う。


海北。


目を丸くする。


「なんだあのオッサン」


雷堂。


笑う。


「昔から化け物だ」


その横。


安間司。


静かに前へ出る。


《防衛領域》


展開。


吹雪。


砲撃。


兵士。


全て停止。


岡田。


笑う。


「相変わらず反則だな」


安間。


珍しく口元が緩む。


「あなたに言われたくありません」


岡田。


「そりゃどうも」


安間。


前線を見る。


「ですが」


一拍。


「東都現場最強の名は伊達ではありませんね」


岡田。


少し驚く。


岡田。


「帝央常務に褒められる日が来るとはな」


安間。


「現場を支え続けた人間には敬意を払います」


岡田。


ニヤリと笑う。


「お前も相変わらず堅ぇな」


安間。


「仕事ですから」


違う会社。


違う道。


だが。


互いの実力だけは認めていた。


その頃。


後方戦線。


ルナ。


風見。


共闘中。


ルナ。


「右潰すぞ」


風見。


「了解」


風。


土。


雪原が吹き飛ぶ。


ルスカ兵団。


まとめて転倒。


その様子を。


少し離れた場所から見ている男。


水瀬アオイ。


「……」


澪。


隣。


「どうしました?」


水瀬。


「別に」


澪。


「ルナ部長見てました?」


水瀬。


「見てない」


澪。


「見てましたよね」


水瀬。


「見てない」


完全に見ていた。


その時。


通信。


ルナの声。


『アオイ』


水瀬。


「ん?」


『左の氷邪魔』


『流せる?』


水瀬。


少し笑う。


「言い方」


能力発動。


巨大水流。


氷塊粉砕。


ドゴォォォ!!


ルナ。


『おー』


『さすが彼氏』


通信。


一瞬静まる。


澪。


吹き出す。


風見。


肩を震わせる。


水瀬。


「戦場で言うな!!」


ルナ。


『なんだよ事実だろ』


水瀬。


「後で覚えてろ」


ルナ。


少し笑う。


『終わったら飲みな』


水瀬。


沈黙。


そして。


「……了解」


澪。


「仲良いですね」


水瀬。


「うるさい」


その頃。


五稜郭。


医療テント。


帝央医療部隊到着。


企業戦士ヒーラーたち。


時任明。


治療中。


肩の傷。


回復が始まる。


ミツキ。


ほっと息を吐く。


鳥羽。


「良かった……」


時任。


まだ立てない。


だが。


目だけは死んでいなかった。


ナレーション。


表で戦う者。


裏で戦う者。


そして。


支える者。


北海道の戦いは、


さらに激しさを増していく。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作ではバトルだけでなく、企業の成長や株価の動き、

情報戦なども含めて描いていきます。

少しでも面白いと感じていただけたら、

ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。

今後ともよろしくお願いします。

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