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(三)

「加島君」

 ドアを閉めて教室に入ってきたドレス姿の女性が、そう言った。しかも、翔太の声だった。

 拓弥は混乱した。なぜ翔太の声がするのか。もしかして、双子の姉か妹でもいたのか、それともただ単に似ている人なのか。

 拓弥が戸惑っていると、その女性は腕を頭の上に回し、頭頂部を手のひらでつかんだ。そして自らの金色の髪の毛をはぎ取った。

 金髪の髪の毛の塊は、床に落ちた。それはカツラだった。

 拓弥は髪の毛の塊から再びその女性に視線を移した。そこにはドレスを着た、翔太がいた。唇はルージュで赤く塗られていた。しかし、とても似合っていた。もともと整った端正で幼い感じの顔立ちであったし小柄でもあった。そこへメイクされたのだ。そうなれば、確かに女性にも見える。そんな翔太が目の前にいた。


(続く)

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