前へ目次 次へ PR 24/30 (二)-15 そして拓弥は教室の中央の広くなっているところに真ん中に来た。そしてぐるりと一周、教室内を見回した。ここには誰もいなかった。 拓弥は不思議に思い、スマートフォンを取り出してさっきのラインを確認した。まさか別の場所に来てしまったのか。 そのとき、ドアが閉まる音がした。 拓弥は顔を上げた。そちらを見た。そこにはドレスを着た金髪の女性がいた。観劇の時のメインヒロインで、王子様とキスをしていた、華奢(きゃしゃ)な役者だった。 (続く)