五章
夜
私は隣で寝ている澪那にそっと声をかける
「ねぇ、澪那起きてる?」
もし、反応無しだったら生まれ変わりが私だけの話し
……まぁ、昼間のをアレをみたら疑いたくもなるよ
澪那を見る
反応は無い
けど、寝たふりなのかもしれないから
「私ね、昼間見たんだよね……澪那が2本足で立って歩くのを」
⎯⎯⎯⎯普通の赤ちゃんなら出来ないよね?
そう言うと……
「……はぁ見られちゃったかぁ……」
「?!」
澪那が喋りだした
そして
「見られてないと思ったんだけどなぁ」
と私にばれたからなのか取り繕う様子も無しに喋る
そして
「君もなんでしょ?」
「へ?」
「転生者なんでしょ?」
「……」
自然にとごく当たり前のように聞く
「……そうだよ」
「やっぱり」
「え?」
何故か確信を持ってるような言い方をする
「昼間」
「え?」
「星羽と零葉が泣いた時あなたうるさそうに顔をしかめてた」
私は言葉を失った
予想外の事を言われたからもある
……けど
「それだけ?」
「え?」
「いや、だってそれだったら星斗も出来る事じゃない?」
そう言うと澪那は
「ううん、出来ないよ」
と私の主張を否定した
「なんで?」
「だって⎯⎯⎯⎯⎯寝てたから」
……は?
私は耳を疑った
……寝てたから?意味分からないんだけど
「どういう事?」
「星斗は寝てる間は絶対に起きない」
「その根拠は?」
「入院中とか場所時間関係無く寝てるたとえどんな大きな物音でも」
「……絶対?」
「絶対」
……確かに普通ならあの泣き声でも起きなかったよね
私は昼間の光景を思い出す
居間に私達五子とお母さんがいて
澪葉と星羽が大声で泣いてるのに全然起きる様子はなかった
少なくとも物心がつくぐらいの歳の子はうるさくて起きると思う
現に私は起きた
「ところでさ、澪桜は何が原因で転生したの?」
「じゃあ、どうして澪那は転生したの?」
何となく原因を答えたくなくて質問を質問で返した
「ん~秘密」
「じゃあ、私も秘密」
「けど、この事は私達だけの秘密だよ?」
「分かってるよ」
「じゃあ、おやすみ」
「うん、おやすみ」
この夜私達は小さなけど、私達にとっては大きな約束をした
おはこんばんにちは、鳳凰 澪桜莉です。
五章を読んでいただきありがとうございます
六章も楽しみにしてくれると嬉しいです




