三章
お母さん達が帰った後、私は、まーちゃんと別れ、みーちゃん先生が持ってきてくれたご飯を食べ、お風呂に入った。
「それじゃあ、電気を消すね、おやすみ」
「うん、おやすみなさいみーちゃん先生」
パチッ
目の前に広がるのは暗闇
いつもの風景
……おやすみなさい
◇
……ん?なんか、変?
違和感に目を覚ます
「え……」
言葉を失った
何故なら
真っ赤な炎が部屋に入りかけていたから
「い、嫌だ……誰か助けて!みーちゃん先生!!」
返事は無い、当たり前だ
……早くここから出ないと!
ドアを開ける
「!!」
目の前にある廊下は全て炎の海と化していた
「どうしたら……ゲホッゲホッ!」
元々弱い体に煙が入り込み、咳き込み、その場に踞ってしまう
「ゲホッゲホッ!」
……苦しいッ!息が、出来ないッ!
「痛っ!」
見ると炎によって火傷をしていた
(痛い痛い痛い!嫌だよ!死にたくないよ!!)
痛みと煙の吸いすぎで意識がもうろうとする
「⎯⎯⎯⎯⎯⎯ゆーちゃん!」
「まー、ちゃんッ……!?」
まーちゃんが炎の向こうから走ってきた
……ダメだよ、来ちゃ、早く、早く、
「早く、逃げてッ……!」
……私の事は良いから、お願い逃げて!
けど、まーちゃんはこっちに来る
「大丈夫!?待ってて、すぐ行くから!」
……来なくて良いんだよ、お願いだからッ!
そう、言いたいのに頭がもうろうとして言葉にならない
ガッシャアァァアアン!!
「きゃっ!」
「まーちゃん!!」
天井が崩れ落ちる
「まーちゃん、まーちゃん!まーちゃん!!」
返事が返ってこない
「ッ!」
……嫌だ、嫌だ、目を覚まして、お願いだからッ……!
「まーちゃん!!!」
ガッシャアァァアアン!!
「ハッ!」
私の真上の天井が崩れ落ちる
私の目の前に火が燃え移ている木造
それらが私の眼前に広がる
……あ、死ぬんだ、私
そう、直感的に感じた
理由も無ければ根拠も無い
……死ぬのかな?私……まだ、お母さんやお姉ちゃん達と一緒にいたいのに……死ぬのかな?
意識を失っていくのを感じながら
……神様、どうか、どうか、まーちゃんを助けてください、お願いします、お願いします……そして、もし⎯⎯⎯⎯⎯⎯生まれ変わるなら丈夫な健康的な体を持つ子供に生まれ変わらせてください
と、願いそれを最後に意識を失った
おはこんばんにちは、鳳凰 澪桜莉です
三章を読んでいただきありがとうございます
四章も楽しみにしてくれると嬉しいです




