若いさ
若いな~。
海人と一緒に歩いていて唐突にそんな事を思った。
視線が常にお姉さん方の上半身でチラ見からたまに二度。
たまにオレ見て残念そうにするの止めて?
こんなギラギラしたのと、ショッピングモール歩きたくないから椎名さん帰ったんだろうか…。
「確か外にでて一本横の通りにあるって話だったかな」
ショッピングモールの横は古い住宅街。
裏通りには、駄菓子屋さんとかならなんとか有りそうな細い道しかない。
突き当たりを曲がれば、この前の川沿いのラブホに向かうルートだ。
-カフェ?
「元は駄菓子屋さんらしいんだけど」
-カフェ??
「…その顔、全く信用してないね?」
「いや…………ん?」
そうだなぁ。もう信用云々じゃなくて、ツチノコ探しに逝こうとか言われてる気分だなぁ…。
騙されたと思ってと人は言うが騙されようがなくて仕方が無いから付き合う気分?
「チラシもあるし!言葉も続かないほど考えないで?」
「いやいやいや、田舎道を案内されてカプチーノとか…」
「カプチーノじゃなくてもいいんだから。ほら見えてきたよ」
「…ほほう。これはこれは」
見えてきたのは築百年とかいきそうな日本家屋。
-カフェ?
古民家カフェなら古民家カフェと言えよ?
石畳に枯山水?まであるんだ。
「どうしたら英字新聞とコラボできるか悩み所だな
「イタリアか?」
いやイメージはイギリスだな。
「英字新聞と言っただろ?」
「…でもさっきカプチーノって」
「カプチーノなら雰囲気でない?」
「それは雰囲気わかるけど、奏じゃ無理だよ」
「悲しくなるから無理とか言うな」
まぁ、イタリアならピッツァ片手にカプチーノ?
なんだ?急に太っ腹なのがピッツァを片手に紙カップのカプチーノ飲む俗っぽいイメージ変わったぞ??
ピッツァが悪かったか。せめてスマホなチャラ男にしとけばよかった。
ギリ陶器で飲めそう。
でも、オレに置き換えたら全部無理だな。
いや、太っ腹な人なら頑張ればなんとか?
でも古民家カフェにそれはねぇお?
「コーヒーじゃなくてかき氷にしようかな…」
「けど、アイスコーヒーの割引券もあるんだけど」
「かき氷は食べてけばいいだろ」
それこそ、アイスコーヒーなら持ち帰りでもいいじゃん。
「お金足りるかな…」
服買ったからお金無くなった?
「仕方ない。氷くらいオレが奢ってやるよ」
なに、普段動かないから買い食いする程度のお金は持ってきたからまかせろ。
「…いや、俺が奢るつもりでいたんだけど」
「じゃあアイスコーヒーはお前の奢りな」
「ありがとう。(小声)ョテイとチガイイスギテナケテキタ」
奢るつもりでいたらなら、昼飯代になるくらい予算しっかりしてこような?
もし女の子と出かけてたら、奢りがコーヒー(割引券使用)だけとか幻滅もんだろ。そんくらいの甲斐性はないと難しいぞ…。
先は長いなぁ。このままだと海人を超モテるいい男に作り替えるの難しかったりすんの?
素材はいいのになんでこんなにイケてないのやら…。
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