宝くじとコロナウイルスのネット陰謀論
今回はいきなりクイズです。
Q1:あなたの知り合いに宝くじで1億円当たった人いますか?
A:いる
B:いない
Q2:あなたの知り合いに新型コロナウイルスで亡くなった人いますか?
A:いる
B:いない
Q3:ニューヨーク証券取引所のダウ平均株価、東京証券取引所の日経平均株価 そして為替レートは、ここ最近、上げ幅も下げ幅も記録的に大変動していますが、現在、世界経済、日本経済の状況をどう思いますか?
A:大変な好景気で今後さらによくなる
B:世界恐慌なみに景気は悪く、今後さらにひどくなる
いかがでしょうか。
1.宝くじの1億円当選者はいない?
最近、ネットでは宝くじ陰謀論をよく目にします。
実は1億円などの高額当たりくじ当選者は存在しないか、公表数より少なく、胴元が余った予算をネコババしているのではないか、という説です。
米国では宝くじの最高額当選者を発表します。これにより、胴元が当たりくじの予算をネコババしていないことを証明できます。ところが日本では最高額当選者を発表しません。
自分の知り合いに一人でも1億円当選者がいれば、こうした陰謀論は嘘だとわかるのですが......いかがでしょうか。
新型コロナウイルスに関しても似たような陰謀論が出てきています。つまり新型コロナウイルスのパンデミックは日本では本当は起きていない、という説です。
当初、日本はオリンピックを予定通り開催するため、実際より感染者や死亡者を少なく発表しているのではないかと言われていましたが、オリンピックの延期が決定されると、今度は感染者や死亡者の数が突然増えました。
行政はお花見など自粛するよう呼び掛けていますが、本当のところどうでしょうか。
2.コロナの死者は少ない?
平日、近所の公園に行ってみると、桜が満開で大勢の子供たちが親たちと遊んでいます。スーパーも普段より混雑しています。
テレビでは国民はみな自粛してお花見をひかえているように報道されていますが、私の近所にかぎってはそんなことはありません。
新型コロナウイルスは、現在、中国より米国の方が死者数が増えているとのことですが、例年、冬になるとインフルエンザで高齢者が数多く亡くなっており、特に今年の死者数が特別に増えているわけではないようです。
また2009年から2010年にかけて豚インフルエンザが米国で流行したとき、今よりも死者数は多かったにも関わらず、特に今回のような外出禁止令はなく、大衆もパニックにならなかったようです。
実はマスコミが煽るほど新型コロナウイルスの被害は少なく、ただ大衆をパニックに追い込むための情報操作をマスコミがしているだけかもしれません。
もしそうだとしたらその目的は何でしょうか?
3.経済恐慌は現実
経済に目を向けてみましょう。
日本市場でも世界市場でも株価や為替はここ1週間で目まぐるしく変動しています。記録的に下がったかと思ったら次の日には記録的に上がります。
乱高下を繰り返しているので、景気がいいとも悪いとも判断できかねる状況にも見えますが、私は今、世界恐慌なみの経済危機が迫っていると確信しています。
中央銀行が量的緩和で暴落した株価を一時的に上げているだけで、実体経済が回復したわけではありません。
富裕層はともかく、一般庶民の家計は火の車なのではないかと推測します。
新型コロナウイルスをネタにしたマスコミによる大衆のパニック誘導キャンペーンは、おそらく経済危機と何らかの関係があると確信しています。
ただし、パニックを起こすことで誰が得をするのか、パニックを起こす目的は何か、と問われると私はよくわかりません。
みなさんはいかがでしょうか。ご意見ある方、感想などお待ちしています。
(つづく)