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7-3

さっき、話に出ていた症状がまさに似ている。

ただ、確証がない。普通に体調が悪かっただけなのかもしれない。

それにもし黒魔法を掛けられているとしたら一体誰がそんなことをしているのか。

宮野が掛けているってのはありえない。

黒魔法は魔力の繊細な調整が必須になってくる。もし間違えると廃人待ったなしだ。

だから、まだ魔力調整が上手く出来ない宮野には使えない。

だとしたら、宮野の周りで高度な魔力調整が出来るのは……………………。

いやいや、ないない。

もし、天使が黒魔法なんて使用したら堕天するし、今見た感じ天使にはそんな感じはない。

勘違いなのかな。


「まあ、それよりも合宿が楽しみだね!」


「内容からしても興味深いものばかりだね」


そして、また合宿の話に戻るのであった。




「えっと、準備物はこれぐらいか」

合宿の用意をしていた。

まだ二週間はあるけど準備はしといたほうが後々、楽になる。

「先生、こちらのマジックバックでよろしいですか?」

「あ、うん。ありがとう」

冬夜が取り出したのは何の変哲もないバック。

これはこの世界での魔法道具(マジックアイテム)。

持ち主の魔力量によって収納する量が変わっていく魔法の鞄(マジックバック)。

親ばかな両親が私の入学祝いで魔法道具専門の職人に特注で作ってもらった物だ

というか、特注でないと他のが使えない。

どういう意味なのかというと私の魔力量は人(・)よ(・)り(・)少(・)し(・)多(・)い(・)ら(・)し(・)い(・)。

魔力量測定でエラーを起こしてしまい、その後も機械の故障で正確な数値が分からないのだ。そして、魔力量の調整は人よりも自信はある。

そうでないと調整せずにいると魔法道具をすぐに壊してしまうからだ。

なので調整には細心の注意をしている。

で、特注で作られたこのマジックバックも私の魔力量で量がかなり入ってしまう。

なおかつ、食材や生ものもマジックバックの中では時間が止まる為新鮮なまま保存でき、しかも、大量に入れても重くならないというまさにチートなアイテムなのだ。

ただ、このマジックバックも様々あり自分の魔力量に合うものを探さないとすぐに量がいっぱいになるし、食材の保存ができないというデメリットがある。

そんなマジックバック(チートアイテム)に準備した荷物たちを入れていく。

バックの中身はなんというか真っ暗ではあるけど星空のように小さな粒の光が輝く幻想的な光景が広がっている。

入れた荷物の姿は全く見えない。

バックの中から取り出したい物があれば念じれば自動的に出てくるという便利使用だ。

「とりあえず、これでいいかな」

「先生、こちらも入れておいてはいかがでしょう?」

冬夜が渡してきたのはポーションが入っているポーチだった。

授業で作ったものは生徒自身で保存することとなっていて専用のポーチを渡されるのだ。

「えっとぉ、そんなに怪我をすることはないと思うけど?」

「念のために入れておくべきかと。前回のこともありますし」

最終試験のことを言っているのかな。

まあ、冬夜が言うのなら入れておいて損はないしいっか。

ポーチを受け取りバックの中に入れていく。

「とりあえず、こんなものかな」

「お疲れ様です、先生。そろそろお風呂が沸きますし、入浴されてはいかがでしょう」

おっと、もうそんな時間か。というか、いつの間に準備したんだ?この猫は。

「よろしければ、マッサージも」

「あ、結構です」

即答をし、そそくさと風呂場に逃げた。

前のようにふにゃふにゃにされたら堪ったものじゃない。

ましてや、この猫。添い寝もしてきて心臓に悪すぎる!!

いきなり目の前に美形の寝顔って迫力があって心臓が飛び出るぐらいびっくりするの!

前世にこんな経験がないから耐性なんてついてないし、しかも何度もされているのに全然慣れない!!!

なんでだ!!!!!


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