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「うん。まあ、かなり確率は低いけどね」
「けど、面白い植物の種とか出てきたらそれはそれで面白そう」
と皆がワイワイと話していく。
「じゃあ、まずは植木鉢」
「先生。植木鉢を用意しました。ああ、部室に植物用のスペースも用意しました」
シュバっという音がしそうな速さで丁度いい大きさの植木鉢をいつの間にか用意していた冬夜。
どこから持ってきたんだ?これ。
「あ、ありがとう。冬夜」
「いいえ、私は先生の下僕です。当然のことをしているまでです」
にっこりと笑う彼。なんだか、機嫌が悪いのかな?
え、もしかして、お留守番をお願いしたからかな?
と、とりあえず、後でブラッシングしてあげよう。
こうして魔植物の救出に成功した。
このことを聞きつけた新聞部が新聞で掲載した結果として何故かうちの部活に相談しに来る人たちが増えた。
相談と言っても魔法が上手く発動しないとか手伝ってほしいとかだが。
内容によっては先生に相談しに行って対応をお願いしたりしている。
まあ、皆も魔法の復習とかになるとか先生の手伝いなんて自分が分からないところを聞きに行ったりしているからとりあえず、継続はしているけど。
「アイテムが増えたね」
「まあ、相談に乗ってお礼としてもらったりしてたからね」
部屋の中にはアイテムがぎっしり詰まった箱がある。
「でも、使えない物が多いね」
「まあ、お礼にって言っても高価な物は受け取れないし」
使える物と使えない物、よく分からない物に分別をしている。
そんな分別をしている中、私は様々な色があるポーションの効果を確認している。
ポーションの効果次第では色々とまずい事態になりかねないのだ。
え、どういうことかって?………私の言葉ではお話しできません。
「"スキャンリング"」
解析・分析の魔法"スキャンリング"。
空中に出現した魔法陣の中に対象と用紙を置いて発動すると用紙の方に対象の解析結果が書かれるというかなりハイテクな魔法である。
ただし、結果が文字ではなく絵だったりするからそこがデメリットな部分もある。
「えっと、このピンクのポーションは対象者に飲ませると一定時間『魅了』の効果が発動されて最初に見た者に……、冬夜、それを持っていこうとしない」
解析していたポーションが一瞬にして無くなる。
隣に立っていた冬夜を反射的に見れば懐にポーションを入れようとしていた。
おい、こら。
「おや、先生。こんな素晴ら……、いえ、こんな危険な物は私の方で処分します」
「今、素晴らしいって言いそうになったよね?一体誰に使おうと思った?」
「それは先生に……、あ、いえ」
はい、アウト。こいつに持たせたらまずい。
「それは研究に使うから処分しないで。そこに置いて」
「………………はい」
すっごい間をおいてからポーションをテーブルに置いた。
なんか残念そうな顔をしている。
とりあえず、なんとか危機は回避できたぞ。
そして、作業を再開する。
解析しては用紙に書かれている文章を読みラベルを張っていく。
こういう作業って割と好きなんだよねぇ。
黙々と作業していく中、一旦休憩をとる。
椅子に座りながら疲れたぁとぐったりとする皆。
「そういえば、琴羽って"スキャンリング"使いこなせるんだね」
薫ちゃんがそう問いかけてくる。
「あ、違うよ。"スキャンリング"しても分からない部分もあるから翻訳魔法を使っている」
用紙に書かれている文章を皆に見せる。
そこには様々な言語で書かれている文章の下には日本語略で書かれており、大変分かりやすくなっている。
これが翻訳魔法である。
例えばだが、用紙に術式を組み込んで"スキャンリング"を掛けるとあら不思議、日本語略が浮かんでくるんです。
解析したい対象があるとこの魔法をよく愛用している。




