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更新が遅れてすみません。
けど、高堂君は鼻で笑うこともなくこう言ってきた。
「ならさ。遠城さんが部活を作ったらいいんじゃないかい?」
「………………へ?」
思いもよらぬ言葉が耳に入ってきた。
「部活を作る条件、ほぼ揃っているだろ?」
そうこの学園で部活を設立する条件というのがある。
一つは設立者がチェスへの出場且つ勝利経験があること。
二つ、活動人数は五人以上とすること。
三つ、生徒会及び風紀委員会に罰則の有無を確認を……云々。
長すぎる条件内容に読んでいるともういいやと思ってしまう。
さらには顧問も頼まないといけないけど高等部の教師たちは皆他の部活の顧問になっているので兼任をするのは難しい。
「でも、その設立条件は遠城さんは満たしているし、人集めるっといっても君が声を掛ければすぐに人は集まるよ」
なんでこうも確信があるような言い方をするのだろうか。
「活動内容としては新たな魔法を作り上げるだけかい?」
「うえ?えーと、魔法の研究もかな。それに、新しい魔法と言っても壮大なものじゃないし簡易的な魔法を作って学校で習ってきた魔法もだけど自分たちが作った魔法を使うのもって素敵だと思うんだよね」
この世界に転生してから沢山の魔法書を読んできた私だからこんなことを考えてしまうのかもしれない。
魔法は楽しい。
科学では証明できないことができるのだ。
「沢山の魔法を学んでいるから無理でもやってみたいなと……」
あれ、何で私は自分が部活を設立したらみたいな感じで話をしているのだろう。
「なら丁度いいね」
「へ?」
パサッと私の目の前に置かれた一枚の書類。
……あれ、私。目がおかしくなったかな。『部活動設立申請書』って書かれているんだが?
しかも、書いた覚えがないのに自分の名前と部活動の内容とか目標まで隅々まで書いてあるんだが!?
なんで!?……あ、これ"読書魔法"の一つにあったな。話した内容をそのまま書き記せる魔法。
授業でやったきりだったから忘れて………、じゃない!!
「え、ちょっ!?」
「君の話を聞いて凄く興味を引いたよ。部活動として成り立つし、ああ、部員は安心していい。本人たちに確認したら快く入部を希望したから」
もう一枚の書類を差し出される。
そこには部活動成立のための条件が書かれており、部員の名前には見たことのある名前があった。
部長 遠城琴羽
副部長 高堂時雨
部員 水谷薫、谷沢志乃、草壁修
わぁ、見事に五人揃っている。……って、なんでみんな名前書いているの!?
え、なにこれ!!
私が混乱している中で高堂君というとそれはもうすっばらしいぐらい綺麗な笑みを浮かべて私にこう問いかけてくる。
「ここまで書いたなら設立しないとね?」
「ちょ、ちょっと待って!?これって魔法で書いたものでしょ!?私、一言も部活作るって言ってないよね!?それに顧問の先生を見つけてないから」
成立しないと言いかけたところで第三者の声が響き渡る。




