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植物は未だにギャァァとけたたましい雄叫びとともに蔦を使い、暴れている。

どこかで見たことがある怪獣映画か何かなのか、これ。

とりあえず、蔦に捕まえられている生徒たちを助けることに。

「"ウィンド"」

初級の風魔法である風の刃で蔦を切断をし、落ちそうになった生徒たちを飛行魔法で浮かせて先生たちの元へ避難させる。

先生たちが私達を見て驚いたように目を丸くしている。

「と、遠城さん!?」

「どうして、君がここに!?」

「えっと、図書館で見ていて救助の手伝いに…」

きましたと言いかけたときにあ、今考えてみれば危険極まりないなこの行為と自身の無謀さに今さながら気づいた。

あんまり考えずに飛び出してきてしまった。

これは怒られてもしょうがないな。

そう思っていると先生たちは呆れたような顔をしていたが、助かった。ありがとうと言ってお咎めがなさそうだ。やったね。

「とにかく、遠城さんも避難をしてね」

「あ、はい」

そして、救助をした生徒たちとともに飛行魔法で避難をする。

蔦が伸びてきて捕まりそうになるが、その度に冬夜が手刀で蔦を切断していく。

手刀で蔦を切断って……、流石、S級だな。チート過ぎるだろう。

普通の使い魔は武器とか自身の魔法とか使うのに手刀って。

そんなことを思いながらも私も援護射撃で風魔法を唱えながら避難していく。

校内に入る手前まで逃げてきてここまでくれば大丈夫だろうと思い、飛行魔法を解き救助した生徒たちを下す。

ほっと一安心かと思いきや。



ボコッと何かが土の中から出てくるような音がする。

ばっと後ろを振り返ると、そこには小型であるが今暴れている魔物と似ているモノが出てきた。

しかも、目がないのに私たちを見ているし。口から唾液のようなものが滴り落ちている。

あ、完全に捕食対象を見つけたみたいだ。

安心していた生徒たちは一気に青ざめて震えているし、腰を抜かしている生徒もいる。

先生たちに応援を呼ぼうにも魔物たちがドスンドスンと迫ってきていて明らかにリーチがなさすぎる。

こうなってはしょうがない。

迎え撃つしかない。それに、ここには頼りになる使い魔もいるしね。

「……冬夜、お願いできる?」

隣に立つ冬夜にそう告げると、冬夜はにっこりと笑い前に出ていく。

「はい、先生を捕食しようとする害虫など私が排除いたしましょう。先生は避難をお願いしますね」

害虫…。確かに、冬夜が相手だとその程度の相手なのだろう。

「………うん、分かった。無茶はしないでね」

ええ、分かっていますと言い、魔物たちに向かっていく冬夜の顔は冷笑を浮かべていることなど私は知らない。

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