6/8
褒美
くっ…(相手の拳を喰らって、立ち揺らぐ)
はぁ…はぁ…(荒い息遣い)
…血だと?
まさか、この私に拳を当てる奴がいるとは…
あははは…
知力、暴力、権力、財力
あるとあらゆる手を使い
私はのし上がった
そして得た、支配力
時に現れる野心家は
ボロボロに成りながらもその拳を必死に伸ばす
けど、私に触れる事すら出来ぬ
立っている土俵が違い過ぎるからだ
私に勝てる者など、この世にはいない
革命などは、起きない
全て我が、支配下に
あははは…
敵もいない
使い切れぬ金が溢れる日常
愚民が血を吐き絞り出したアイデア?
はぁ?そんなの所詮 私の想像の範疇
バカばかり
権力を愛する寄生虫のジジイ達
黒いものも白くなる、私の言葉
分かるか?
そんな日々の繰り返し 退屈なんだ
だから 嬉しいよ
お前みたいな命知らずが現れる事
ここまで来た褒美だ
私の拳で 葬り去ってあげよう
…いくぞ。最期まで、楽しませろよ




