189.わらびもち餅
大好きなわらび餅。これには物凄く長い歴史が有って、あの人もこれが大好きだったんですって。平安のロマンを感じるこの一品を味わってみませんか?
そう言えば、私ってば最近、あれよあれあれあれ食べたいのって発作を起こす食べ物が有るんです。でも、その正体を聞いた時、それってそこまでのもんかいって言われそうな気がするんですが私は完璧に発作を起こします。
――それは『わらび餅』
で、もう少し範囲を絞るんですが特に私が好きなのが『ラグノオささき』様の『茶屋の餅 税込432円 』なんですよ。これは食感が物凄く特別で中に入ってる『胡桃』の味変ならぬ食感変と言えば良いのでしょうか、その効果のおかげなのですよ。胡桃はねっとりとしたわらび餅の中でざくざくと弾けてしかも香ばしい小気味良さが軽快な打楽器の様に打ち鳴らすハイハットのリズム感は冗談抜きで心にまで訴えかけてきます。ああ、わらび餅食べたいなぁ……と言うか茶屋の餅食べたい。
わらび餅って言うくらいですからその原料は『蕨』の根っこから取れる澱粉を使っていたんですが、最近は『さつま芋』とか『タピオカ』なんかが使われることが多いみたいで純粋なものは減少傾向に有るみたいですね。で、何回か書いたことありますが日本のスイーツは海外でも評判がよろしいようで、筆頭は『抹茶』を素材に使ったお菓子。甘さの中に広がるほろ苦さが大人の味として受け入れられてるみたいです。更に抹茶は緑茶よりもカテキンを多く含んでますので健康志向という意味でも常用する方がいるそうです。
そして、そんな健康志向とは全く関係なく、わらび餅も世界に受け入れられつつ有るみたいで最近は『飲めるわらび餅』系がインバウンド観光客にかなり強いんですって。健康志向に関係無しと書いてしまいましたが無理矢理こじつけるとわらび餅は『グルテンフリー』寄りなものですのてそう言う意味合いにおいては健康志向にほんのちょっと掠ってる気がしなくもないです。輸出量も増えてて、常温タイプのものは日持ちしないので『冷凍』版とか密閉されたカップ入りとかが評判良いそうすよ。
しかし、あのもちもちぷるぷる食感はホント癖になりますね。しかも刺さる様な甘さじゃあないし、緑茶とよく合うんですが私のお勧めは紅茶の『ダージリン』に合わせるです。お砂糖無しのストレートティーで頂くとこの相性が抜群でして、特に上に書いた茶屋の餅、これとホントに良く合いますので是非お試しいただければと思います。
わらび餅は少なくとも平安時代には有ったとされてて、特に醍醐天皇が物凄く好きだったって逸話が残ってて、『拾遺和歌集』や宮中関係の記録にも『わらび粉』を使ったお菓子が登場すると言われてるんですが、これに関してはちょっと調べ切れませんでした。いずれにしてもわらび餅はポットでの新参者では無くて後ろにかなりの歴史を持ってる日本を代表するスイーツで有る事に間違いはなさそうです。
さて、話がちょこっと戻りまして、上に書いた『ドリンクタイプのわらび餅』なんですが、瓶とかペットボトルに入ってるって言う物では無くて、何と言うかコンビニ等などで販売されてるスムージーみたくプラスチックのカップ入りで蓋からストロー刺して飲むと言う物です。販売元で有名どころは『とろり天使のわらびもち』さんと言う大阪発祥の専門店でアルバイトの女子高生が『このわらび餅、とろとろすぎてストローで飲めちゃうのでは?』と言う意見から出発してるんですってよ。主なフレーバーは黒蜜、抹茶、ミルクティーなんかが有るんですって。ホームページでその画僧を見てみたんですが、うん、これは確かにめちゃめちゃ美味しそう。大阪行ったら一度試してみたくなるビジュアルです……が、一杯450キロカロリーを超えてるみたいなので飲むのにちょっと勇気が必要かもしれません。
でも、私は今更そんな事は気にしません、ここ最近甘い物にも目覚めつつあるので多少の体重増加は全く気にすることは無いでしょうけど、主治医にぶん殴られそうな気がしますな。最近、血圧高くて上が140超えたりするんですよね。薬飲んで抑えてはいるんですが低血圧で悩んでた少女時代が懐かしく思い出されます。若い煌めきは過去の栄光に成り下がってしまいました。でも、あの時代に戻してあげるよって誰かに言われたら丁重にお断りするだろうなぁ、若返る代わりに失う物が多すぎるような気がしますもの。今の私のスペックのまま若返らせてくれるって言うなら考えて見なくも無いですが、全てあの当時に戻すと言われたら絶対嫌だってお断りするぞ、あの頃やらかしたことを思い出すと全身真っ赤になるもんな。
わらび餅を考えた人が誰かなんて言うのは今となっては知る由もない事なのですがざっくり『奈良県(大和国)」のあたりが発祥』というのが最も有力な説なんですって。わらび餅の原料である蕨は日本全国の山に自生していますが、実は奈良県、特に吉野の山々は、昔から良質な澱粉(葛粉やわらび粉)が採れる名産地として有名で平安時代の宮中の記録などを見ても、奈良周辺から朝廷へ「わらび粉」が献上されていた形跡があり、この地で最初にわらび餅が作られ、京都の醍醐天皇などの貴族達へと広がっていったと考えられているそうです。雅な京都でしかも鳴くよ(794)鶯平安京の時代から平成の現代まで長い時の中を伝わって来たなんて何と素敵な事でしょう古代エジプトの『タイガーナッツ・ケーキ』の歴史には及びませんがほぼ同格と考えてよいと私は思います。
さて、これ書いてたらわらび餅欲求がマックスになったので近所のコンビニを覗きに行ってみましょうか。ホントは『茶屋の餅』が食べたいけど、コンビニもわらび餅も中々素敵ですよ。と、言う訳で、行って来ます。




